インテリアコーディネート/インテリアコーディネートの基本

快適で美しい部屋のための色彩計画(3)(2ページ目)

色を上手に使って快適で美しい部屋を実現したいですね。ベーシックカラー、アソートカラー、アクセントカラーを使った、とってもわかりやすいテクニックをご紹介します。

執筆者:鈴木 理恵子

大中小でこんなに美しい!

下の部屋をご覧ください。明るく華やかでいて、春を感じるような活き活きとした空間になっています。こうした空間の雰囲気を作っている色の配分を探ってみましょう。

画像の代替テキスト
明るく華やかで活き活きとした空間です。カーテンの黄色とクッションの紫に注目を。(画像:川島織物セルコン)

上の画像で空間を印象付けるアソートカラーとなっている色は、黄色。カーテンは目に入りやすい場所でもあり、天井から床までありますから、分量もアソートカラーとして十分です。花を思わせる黄色の明るい色合いが、空間を春らしく活き活きした空間にしています。

ベーシックカラーに相当するのが、床や壁、ラグ、ソファに使われているベージュやアイボリー。温かみのある色合いで、アソートカラーである黄色を引き立て美しく見せています。明度の高い色なので、全体が明るい雰囲気になっていますね。上の画像のように、天井、壁、床の順に明度を低くしていくと安定した印象になりますよ。

アクセントカラーは、クッションやカーテンの柄の一部に使われている紫色です。紫色は黄色の対比色。はっきりとした色の紫を、少量使うことで空間に変化がでていますね。使い方も、平面的に使うのではなく、クッションやカーテンの小さな柄にも散りばめることで、リズミカルな動きが生まれ華やかな空間になっています。


このようにカラーコーディネートがされていると模様替えも容易です。ちょっとイメージを変えたいときにはクッションカバーを変更したり、がんばってカーテンまでも替えれば同じ部屋でも見違えそうですね。

《画像協力》
川島織物セルコン

ガイドも、色は大中小を意識して使っています。難しいと感じていたインテリアのカラーコーディネートも、このように3つに分けて考えると、スムーズに計画も進められると思いますよ。

基本となるこの方法をマスターしたら、次は色数や分量を変えてみたりと応用もできますよ。いろいろな事例をみて目を肥やすことも大切。どんなカラーコーディネートをしているのか意識して事例を見てくださいね。


【関連ガイド記事】
インテリアのカラーコーディネートについてはこちらもご覧くださいね。
快適で美しい部屋のための色彩計画(1)
快適で美しい部屋のための色彩計画(2)
【関連INDEX】
代表的な照明器具ショールーム
【関連サイト】
カラーコーディネート色のイメージや色の特性など詳しく知りたい方はこちらへ。

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