吉田兼好が「徒然草」の中でも「家の作りやうは、夏をむねとすべし」と書いていたように、ずっと昔から、湿度が高く蒸し暑い日本の夏を少しでも快適に過ごす工夫を考えていました。日差しを遮る長い庇や通風への気配りをしたり、夏には涼しさを呼ぶための模様替えをしたり。

そんな先人たちの知恵を現代のインテリアでも取り入れるにも、昔ながらのアイテムではちょっと?と思う方も多いでしょう。でも、最近の和アイテムはぐっとお洒落に変身しています。今回は、今のインテリアにも合う夏向きの和アイテムをご紹介しましょう。

足元さらりとイ草使い

畳の上にごろりと横になると感じるサラリとした気持ちのいい肌触り。これは、畳に使われるイ草は湿度が高いときは無数の気孔から湿気を吸い取って中に蓄える性質があるためです。反対に、部屋が乾燥してくると、内部に蓄えた水分を放出する性質があります。イ草は吸湿性と放湿性に優れた素材の一つ。まるで除湿機と加湿器の両方の性格を持ち合わせているようですね。

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ゴザというよりはこれはもうラグ。和モダンにぴったりなシックなカラーがお洒落な掛川織りい草ラグ。詳細はDinosで。
今の住宅では畳のある部屋は少なくなりましたが、イ草を身近に取り入れるには、ゴザや置き畳を敷いてみるのもいいですよ。最近のゴザや置き畳はカラーリングもシックでモダンなものも多数あり。色やデザインを選べば、和モダンはもちろん、シンプルでナチュラルなインテリアにも良さそうです。イ草のサラリとした足ざわり、気持ちがいいのでお試しを。


昔ながらの和のアイテムも現代風にアレンジしたものはまだまだ沢山あります。
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