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三鷹の森ジブリ美術館の楽しみ方(3ページ目)

『三鷹の森ジブリ美術館』は、スタジオジブリの世界を体感できるスポット。しかしキャラクターたちに会えるテーマパークでも、絵コンテなどを仰々しく展示してあるミュージアムでもありません。宮崎駿監督のこども達への愛情溢れる美術館をご紹介しましょう。

藤丸 由華

執筆者:藤丸 由華

東京ガイド


映像展示室『土星座』

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映像展示室『土星座』。映写機を使ってフィルムをまわす、その様子も見ることができます

こちらも中央ホールに隣接、80人ほどが入れる小さな映画館『土星座』です。ここでしか見ることのできないジブリ美術館のオリジナル短編アニメーションなどが上映されていますが、一番の特徴はこどもに優しい映画館であるという点。天井には空、太陽、月がキュートに描かれ、暗闇が怖いこどものために室内は明るく、またシートはベンチスタイルになっていて、小さな子は背もたれに座ってもOK。
音響も温かみのある音が出るように配慮され、真っ暗で緊張する映画館とは違う、映画が楽しい想い出になるような空間です。(上映作品はHPでご確認を)


『映画の生まれる場所』

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5つの部屋の1つ『背景美術』を描く部屋。絵だけではなく、イマジネーションをふくらます“好きなもの”で溢れています

1階にある、架空のアニメーションスタジオを模した展示室。ついさっきまで誰かがイマジネーションをふくらませ、映画を作っていた、そんな雰囲気の漂う場所です。『イメージ画』や『背景画』、映画の設計図『絵コンテ』を創り上げて、キャラクターを動かす『作画』を描く。私たちを楽しませるアニメーション映画には、想像を遙かに超える時間と人手と情熱が注がれているのがわかり、心動かされます。

次のページでは、こどもに戻りたくなってしまう“部屋”をご紹介します

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