時間とお金はかけず、愛情たっぷりの手作り弁当を!
やはり手作り弁当が一番! ということになりますが、そのお弁当に出来合いのお総菜や冷凍食品ばかり入れていると、かかるコストは全然抑えられません。かといって忙しい朝、なかなかお弁当には時間を掛けられないですよね。
そこで今回は、時間とコストを抑える手作り弁当のコツをご紹介します。
下ごしらえ
作る段階になって下ごしらえを始めると、かなりの時間がかかるものです。あらかじめ、すぐに調理を始められるよう準備を整えておきましょう。お肉や魚を焼いたり揚げたりするおかずは、あらかじめ味を付けたり衣をつけておきます。例えば豚の生姜焼きならば、豚肉にすりおろした生姜と調味料をもみ込み、これを1食分ずつラップに巻いて冷凍しておきましょう。朝解凍してフライパンで焼けばすればすぐに出来上がります。
野菜も軽く下茹でして、小分けにして冷凍すれば便利です。ほうれん草や小松菜などの葉物野菜は、電子レンジで軽く火を通し、小分けにして冷凍します。朝解凍して、胡麻和えやバターソテーなど、ものの1~2分もあれば完成です。
かぼちゃなどもごく薄味で煮て冷凍しておけば、そのままお弁当に入れても良いですし、マッシュしてマヨネーズを加えかぼちゃサラダ、チーズを載せトースターで焼いてチーズ焼きなど応用がききます。じゃがいもは茹でてそのままでは冷凍できませんが、マッシュすれば冷凍できますので、これもお弁当用に冷凍しておくと便利です。
時短調理
お弁当用のおかずは少量であることが多いので、電子レンジ調理をしたり、複数のおかずを同時調理したりすると時間短縮になります。
まず、炊飯器で米を炊く場合は、一緒に卵や野菜などを入れて同時に茹でてしまうことです。アルミホイルで包むか耐熱ガラスの容器などに入れて米の上に置き、ふつうに炊飯をすれば、米が炊き上がるのと一緒に茹であがります。
朝食がパン食のご家庭ならば、トースターでパンを焼く際同時にウインナーやミニグラタンを焼いたりすることも可能です。
100円ショップなどで売られている電子レンジ調理器も、少量のおかずを作るのにとても便利です。ぜひ活用してみて下さい。
自家製冷凍食品
一番手がかからないのは、おかずを冷凍してそのまま弁当箱に詰める方法です。普段の夕食時などに作って残ったおかずなどは、小分けにして冷凍保存しましょう。きんぴらごぼう、ひじきの煮物、切り干し大根の煮物、筑前煮など、お弁当に良く合います。焼き魚やハンバーグなども、焼いたものを冷凍保存しておけば、お弁当箱に詰めるだけでお弁当が完成です。ただし、こんにゃく、じゃがいも、豆腐、ゆで卵等を使用した煮物など冷凍に向きませんのでご注意を。
スパゲティをケチャップで和えたものや具なしの焼きそばなどは、お弁当のすき間を埋めるのに大変重宝します。これも1回分ずつ小分けにして冷凍しておきましょう。
小分けにして冷凍する際は、製氷皿を使用すると便利です。大きめの氷ができる製氷皿を用意し(100円ショップなどで入手可能。蓋が付いてるものならさらに便利。)ここにアルミカップを敷いてお惣菜を入れます。
お弁当に入れる際は、解凍したい場合はアルミカップから取り出してから電子レンジ加熱をすると良いですが、解凍せずにそのままお弁当に入れれば手間もかからず食べる頃にはちょうど解凍されています。特に夏場などお弁当の痛みが気になる季節は、凍ったまま入れた方が安心ですよ。