苦難を乗り越えテイク・オフ! 開港までの長い道のり
セカンダリー空港として存在感を増す茨城空港
そのひとつに、茨城空港はLCC対応空港としては国内初であるという点があげられます。欧米に端を発したLCCも、近年ではアジア系エアラインの伸びがめざましく、オープンスカイの進展から避けては通れない時代となりました。茨城空港の魅力は、ずばり国際線の着陸料が成田の3~5割安であるという点。チャーター便に関していえば成田の半分以下に抑えることができるため、お得で便利なチャーター企画ツアーの実施が大いに期待できるのです。世界的な航空自由化の潮流で、セカンダリー空港(おもにLCCが発着する郊外立地の小規模空港)の重要性が増しています。茨城空港は、羽田・成田の圏域における日本初のセカンダリー空港として、大きな一歩を歩み始めたのです。
定期路線はアシアナとスカイマーク 開港記念にチャーターも
国際線をアシアナ航空(初就航は3月11日)、国内線をスカイマーク・エアラインズ(初就航は4月16日)の定期便二社体制で、運用を始める茨城空港。3月11日の開港日の当日は、アシアナ航空の定期ソウル線初就航のほか、即日完売で話題をさらったスカイマークの記念フライトが。さらにKNT 近畿日本ツーリストが復興航空のチャーター便で台湾を8往復(3月11・14・19・22・25・28、4月13・16日発)させるほか、JTB関東が、ホノルルフェスティバルにあわせJALウェイズのチャーター便でハワイの開港記念ツアー(3月11日発)を実施します。さらにHISでは、2010年のゴールデンウィークに、最大20本のチャーター便で“茨城空港ジャック”を計画中。セブ島や海南島、グアムなどの人気ビーチリゾートを中心に、破格値で展開する予定で、商品が続々発表されています。
北関東からソウルが身近に 茨城アシアナ運航スケジュール
茨城空港発着の国際線定期便で、一早く乗り入れることになった韓国・アシアナ航空(エアラインコードOZ)。デイリー(毎日)一日一往復で、茨城とソウル(仁川)を結びます。フライトスケジュールは下記のとおりです。▼OZ168便 ソウル発(10:00) 茨城着 (12:00)
▼OZ167便 茨城発 (13:00) ソウル着(15:20)
※いずれも機材はエアバス320(141席)。
茨城・神戸線が早割で5800円 スカイマーク運航スケジュール
2010年4月16日運航開始が決定しているスカイマーク・エアラインズ(エアラインコードはBC)は、茨城空港における唯一の国内線定期便で、茨城と神戸はデイリー(毎日)の一日一往復で結ばれます。神戸から茨城を経由して、アシアナ利用でソウルへの同日乗継も可能な時間帯です。▼BC182便 神戸発 (08:20) 茨城着 (09:35)
▼BC183便 茨城発 (10:35) 神戸着 (11:55)
※いずれも機材はボーイング737‐800(177席)
大人普通運賃(一区間片道)が12000円、小児8000円、「前割3」9800円、「前割7」8800円、「前割10」7800円、「前割21」5800円(いずれも2010年上期料金)。