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ビデオ編集ソフト Premiere Elements 7 レビュー

アドビのビギナー向けビデオ編集ソフト「Adobe Premiere Elements 7」ををレビューしてみました。映像の取り込みから編集、出力までを、ザックリと操作してみましたので、操作感覚を感じ取ってください。

阿部 信行

執筆者:阿部 信行

デジタルビデオガイド

アドビのビギナー向けビデオ編集ソフト「Adobe Premiere Elements 7」ををレビューしてみました。映像の取り込みから編集、出力までを、ザックリと操作してみました。操作感覚を感じ取ってください。

Premiere Elementsのアウトライン

Adobe Premiere Elements 7」(以下「Premiere Elements 7」と省略)は、アドビからビギナー向けに届けられたビデオ編集ソフトです。アドビのビデオ編集ソフトといえば、プロの世界で定番として利用されている「Premiere Pro 」がありますが、そのエンジンを搭載し、ビギナーが操作しやすいインターフェイスで構成さているのが、「Premiere Elements 7」です。それだけに、高度な編集機能を簡単な操作で利用できるのが特徴です。

▲Premiere Elements 7のパッケージ。

Premiere Elements 7での操作の流れは、「映像の取り込み」→「編集」→「出力」という3ステップで構成されます。これは、どのような編集ソフトでも同じですが、最新機能の「インスタントムービー」を利用すると、難しいと思われがちな編集作業なしに、プロ並みのムービー作品が作成できるようになりました。

●Premiere Elements 7のインターフェイス

下の画面がPremiere Elements 7のインターフェイスです。全体をワークスペースといいますが、「タスクパネル」、「モニタパネル」、「シーン/タイムラインパネル」という3つのパネルで構成されています。

▲Premiere Elements 7のインターフェイス。
 

1:モニタパネル
編集中の映像を確認するだけでなく、映像のトリミングや分割、タイトルの作成など、映像を見ながら作業を行うことができるパネルです。

2:タスクパネル
編集素材の追加や整理、エフェクトやトランジションの選択、各種操作の選択など、さまざまな処理を行うためのパネルです。いわばPremiere Elements 7のコントロールセンターといったところでしょうか。

3:シーン/タイムラインパネル
再生する映像の順番を並び替えたり、トランジションやエフェクトの設定、映像やオーディオデータの配置/合成などが行えます。映像やオーディオデータのトリミングなどもでき、より詳細な編集を行うことができるパネルです。
 

映像の取り込み

Premiere Elements 7では、これまで未対応だったAVCHD形式も標準でサポートしました。またJVC TOD形式(ビクターのビデオカメラで利用されているファイル形式)にも対応し、現在、ビデオカメラで利用されているハイビジョン形式の映像を簡単に取り込めるようになりました。

ここでは、ソニーのハイビジョンハンディカム「HDR CX12」で撮影した映像を取り込んでみます。HDR CX12は、AVCHD形式のハイビジョン映像を内蔵メモリーに記録するタイプの、ハイビジョン対応ビデオカメラです。

▲ソニーのハイビジョン対応ビデオカメラ「HDR CX12」
 

●ファイルをHDDにコピー

映像取り込みの第一歩は、ビデオカメラの映像をパソコンのハードディスクにコピーすることからです。

ビデオカメラからダイレクトに読み込むこともできるのですが、実は、ビデオカメラはソニーさんから借用したもので、手元にはビデオカメラがありません。そのため、映像ファイルはハードディスクにコピーしておいたものなのです。通常の利用でも、このようにパソコンのハードディスクに保存しておくことをおすすめします。

コピー方法は簡単で、ビデオカメラのメモリーから、ファイルが保存されているフォルダをパソコンにドラッグ&ドロップすればOKです。

▲ビデオカメラの映像をパソコンのHDDにコピーしておく。

※ソニーのビデオカメラの場合、「AVCHD」→「BDMV」→「STREAM」フォルダを開くと、ファイルが保存されています。

●Premiere Elements 7に取り込む

それでは、AVCHD形式のファイルをPremiere Elements 7に取り込んでみましょう。

1・新規プロジェクトの設定

Premiere Elements 7を起動したら、最初に「新規プロジェクト」を選択します。

▲「新規プロジェクト」を選択する。

▲プロジェクト名を入力する。

なお、「設定を変更」ボタンをクリックすると、これから読み込む映像のファイル形式に合わせたプロジェクト設定ができます。設定がプリセットとして用意されているので、そこから選択できます。

▲取り込むファイルに応じたプリセットを選択する。
(画像をクリック)


2・ファイルを読み込む

Premiere Elements 7が起動すると、「整理」パネルが表示されます。ここにある「取り込み」アイコンをクリックすると、どこから映像を読み込むか選択するメニューが表示されます。ここでは、ハードディスク上にあるデータを読み込むので、「コンピュータのファイルとフォルダ」を選択します。

▲どこから映像ファイルを取り込むかを選択するメニュー。

ちなみに、HDR CX12などAVCHD対応のビデオカメラからダイレクトに読み込む場合は、「ハードディスクまたはメモリ記録方式のビデオカメラ」を選択します。

3・ファイルを選択する

映像ファイルが保存されているフォルダを開き、ファイルを選択します。なお、ファイルのサムネイル(縮小画像)は表示されないので、とりあえず、すべてのファイルを選んで「開く」ボタンをクリックしました。

▲ファイルを選択して「開く」ボタンをクリックする。

▲ファイルの取り込みが開始される。


4・ファイルが読み込まれる

ファイルが読み込まれ、タスクパネルに表示されます。

▲ファイルが読み込まれる。


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