URLを掲載する
解決策は簡単で、「URLを掲載しておく」ということです。
上図のようにURLを掲載しておけば、検索結果にたくさんのウェブサイトが表示されても、URLを比較することで、間違いなく目的のサイトへアクセスできます。
覚えやすい(分かりやすい)ドメインを取得
検索ボックスのイラストを掲載する理由は、URLが覚えにくいと思われるからでしょう。 覚えやすいドメインを取得して、ぱっと見ただけで覚えられるようなURLを作っておけば、検索語を書く必要はあまりなくなります。
例えば、All About は、allabout.co.jp というドメインです。このようなドメイン名であれば、「All About」というスペルを覚えられるなら、たいてい間違いなくアクセスできるでしょう。
検索語を書く場合は固有名詞で
検索語を書いておきたい場合は、サイト名や企業名などの固有名詞をそのまま検索語にする方が良いでしょう。
固有名詞の方が分かりやすいですし、検索結果でも上位を維持しやすいでしょうから。(サイト内の様々な箇所に登場する固有名詞なら、SEO効果が比較的楽に得られるため。)
※SEOとは、「検索エンジン最適化」の略です。検索結果で上位に表示されるための様々な施策の総称です。
その他の一般的な単語で構成すると、覚え間違えて検索される可能性が増えます。また、よほどSEO対策をしっかりしないと検索結果の上位をキープするのは難しい場合があります。 また、人気のある単語が含まれれば、それだけ(検索結果ページの上部に表示される)広告も多くなります。
※もっとも、「オールアバウト(All About)」の場合は、固有名詞に含まれる2単語「All(オール)」も「About(アバウト)」も、かなり一般的な単語ではありますが……(特に英語の場合)。 (ただ、「オール」や「アバウト」という単語(検索語)は一般的すぎて、それらの単語に対して広告を出稿しようとはあまり思われないでしょう。)
検索結果ページに自分で広告を出稿すれば大丈夫?
検索サイトに対してキーワード広告を出稿すれば、指定した検索語の検索結果に自サイトの広告を表示させられます。 この方法なら、(固有名詞でなくても)一般的な単語を使った検索語で宣伝しても良さそうだと思われるかもしれません。
ごく短い期間だけ実施するキャンペーンで、指定の検索語で検索した場合に広告が1件もない状態であれば、それも良いかも知れません。 しかし、他者が同じキーワードで広告を出稿することも可能なので、必ずしも自分の広告が最初に表示されるとは限りません。 (また、当たり前ですが予算が切れれば広告は表示されなくなります。)
(検索語を掲載した宣伝を)長く使っていきたい場合は、固有名詞を検索語にしておく方が良いでしょう。 いずれにせよ、URLを併記しておくことは忘れないようにして下さい。
おわりに
印刷物などでウェブサイトを宣伝する際には、検索語だけを掲載するのではなく、必ずURLを併記しましょう。 今回は、その問題点と解決策をご紹介いたしました。
URLが長くて分かりにくい場合は、分かりやすいドメインを取得して「覚えやすいURL」に変えることを検討してみるのもよいでしょう。