ホームページ作成/フォームの活用・装飾 (HTML,CSS,JavaScript)

他サイトでの入力履歴を出せる入力欄を作る

入力フォーム内の項目には、「名前」や「メールアドレス」など他サイトでも頻繁に入力していると思われる項目がたくさんある場合があります。他サイトでの入力履歴を利用して補完できるように作っておくと便利です。

西村 文宏

執筆者:西村 文宏

ホームページ作成ガイド

他サイトのフォームで入力した履歴をそのまま活用できる入力フォーム

以下の各入力フォーム内をダブルクリックしてみて下さい。 過去に各ウェブサイト内の検索窓で入力した履歴が表示されるかも知れません。
※この機能は、お使いのブラウザやその設定に依存しますので、利用できない場合もあります。

■Googleでの検索履歴が出せます:

(今お使いのブラウザを用いてGoogleで検索したことがなかったり、ブラウザに履歴が保存されていなければ何も出ません。)
■Yahoo! Japanでの検索履歴が出せます:

(今お使いのブラウザを用いてYahoo! Japanで検索したことがなかったり、ブラウザに履歴が保存されていなければ何も出ません。)
■Amazon.co.jpでの検索履歴が出せます:

(今お使いのブラウザを用いてAmazon.co.jpで検索したことがなかったり、ブラウザに履歴が保存されていなければ何も出ません。)

各サイト内で検索フォームを利用したことがあれば、下図のように過去の入力内容が表示されます。
(お使いのブラウザが入力履歴を保持するように設定されている必要があります。また、このような機能のないブラウザもあるかも知れません。)

検索履歴が表示されたところ
▲過去の検索履歴が表示される(Firefoxでの例)

表示させられるのは、検索履歴だけではありません。以下の入力フォームも試してみて下さい。

■あなたのメールアドレスが出るかも:
1:
2:
(過去にどこかのサイトでメールアドレスを入力していれば、出るかもしれません。)
■あなたの名前が出るかも:

(名前以外にもいろいろ出そうな気がします。)
■あなたの住所などが出るかも:
郵便番号:
電話番号:
住所など:
(今お使いのブラウザで、住所入力が必要な通信販売や会員登録などを利用したことがなければ、何も出ないかも知れません。)

いかがでしょうか? 入力履歴は表示されましたか?
ブラウザが履歴を保存しない設定になっていれば、何も表示されません。そうでなければ、おそらく何かは表示されたのではないでしょうか。

目的に合わせて利用すると便利

ブラウザの利用者は、自分の名前やメールアドレスなどは過去に様々なサイトで入力しているでしょう。 ですから、自サイトの入力フォームで、ユーザの名前やメールアドレスを入力して欲しいときには、 (上記のサンプルのように)過去の履歴から補完できるようにしておけば、ユーザの入力の手間を軽減できます。 入力ミスを減らす効果も期待できるでしょう。

このような履歴による補完機能を利用するのに、特別な処理は必要ありません。 ブラウザが用意している機能ですから、その機能が適切に呼び出せるようにHTMLを記述するだけで利用できます。
今回は、このような「他サイトで入力された履歴を利用する入力フォーム」の作成方法をご紹介いたします。

履歴を利用できるフォームを作る方法へ >>

【目次】

  1. サンプル (このページ)
  2. 履歴を利用する入力フォームを作る1
  3. 履歴を利用する入力フォームを作る2
  4. 履歴から補完するブラウザの機能の設定
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