リンクを歓迎していますか?
ホームページへのアクセス数を増やしたい場合、リンクは歓迎しましょう。「リンクを歓迎する」とは、「リンクに制約は課さない」ということです。 他ページからリンクされるメリットは、「そのリンクをクリックして人が来てくれる」だけではありません。それ以上のメリットがあります。 また、リンクに関して制約を課すことは、ほとんど意味がありませんし、リンクが減ってしまうデメリットもあります。
リンクされることのメリット → 評価値が向上する
他のページからリンクされると、そのリンクを直接たどってアクセスしてきてくれるユーザの数だけアクセス数が増えます。 これは当然ですね。ただ、リンクしてくれたページが有名なページでない限り、そのリンクを介しての大量アクセスは期待できないかもしれません。 しかし、「リンクされること」には、それ以上のメリットがあります。 それは、検索エンジンから評価されるというメリットです。
検索エンジンは、検索結果の表示順を考える際に、各ページの評価値を計算します。そして、その評価値の高い順に並べて表示します。 評価値の計算方法は検索エンジンによって異なりますが、評価に使われる要素の1つに「たくさんリンクされているページは良いページ」という考え方があります。 被リンク数(リンクされている数)が多いページほど高い評価値を与えるというものです。
※実際にはもうちょっと複雑な考え方ですが、本題ではないので割愛します。
つまり、他のページからリンクされるということは、そのページからの直接のアクセス者がなかったとしても、意味のあることなのです。 リンクされることによって、検索結果の上位に表示される可能性が高まるため、検索サイトからのアクセス増加が見込めるからです。
リンクに制約を課すことの無意味さとデメリット
「リンクをする場合には要連絡」のような、リンクに制約を課しているページをたまに見かけます。 制約を課すのは製作者の自由ですが、あまり意味がありません。 なぜなら、いくら「要連絡」と書いたところで、連絡せずにリンクすることは簡単ですし、法的な罰則があるわけでもないからです。 そもそも、リンクしようと思った人が、「要連絡」という記述を必ず見つけてくれるとは限りません。
※ウェブ上のリンクは、リンクされる側の意志に関係なくできる仕組みになっています。もし本当に禁止したいなら、認証を加えるなどの「技術的な制約」を設ける必要があるでしょう。
また、制約には、「リンクは自由だけど必ずトップページにして!」というような内容もよく見かけます。 「せっかく作ったのだからトップページから順番に閲覧して欲しい」という思いから、こう書いてしまう気持ちは分かります。 でも、
- トップページから望みの情報が探しにくければ、何も見ずに帰ってしまう。
- 興味を持ったアクセス者は、途中のページから見始めても、トップページに来てくれる。
…というようなことから、「リンクは必ずトップページに!」という制約を課すのは、アクセス数を下げることになる可能性があります。 また、制約を課していることから、「リンクしにくいなあ」と思われることによって、リンク数が増えないというデメリットも考えられます。 制約を何も課さない方が、アクセスは増えるでしょう。