森永ウインドーラジエーター
暖房効率を上げるカギは「窓際」から
暖房の効率を高くするためには、熱の損失を少なくするのが一番。それでは、部屋の中で熱の損失が大きいところはどこだと思いますか? それは「窓」です!皆さんも、部屋を暖かくしていても、窓のそばに行くと何だか肌寒いと感じたこと、ありませんか? 壁や床に比べると、ガラスはやはり一番熱を逃します。そこで、部屋を効率よく温めるには、冷たい空気が入ってきやすい窓側から温めるのが一番効果的なのです。以下のデータをご覧ください。
ウインドーラジエーターの有無による室内の温度差※上:ウインドーラジエーター無/下:ウインドーラジエーター有(メーカーサイトより)
施工の必要が無く、すぐに使える!
窓枠上に置くだけでOK。伸縮可能なので、状況にあわせて設置できます
消費電力は、今回使用した伸縮タイプ(1200~1900mm)W/R-1219で、120W。8時間使用で約19円(メーカーデータによる)なので、電気代を気にせず使えるのもイイですね。
指先の冷たさが軽減!
このように窓の面積が大きい場合、全面に設置しないとその効果は感じにくいようです
写真左側、PCデスク横にある窓枠上にウインドーラジエータを設置。窓に近い左手の冷たさが軽減されました!
通電して1時間もすると、キーボード横に置いた温度計が、最初20℃前後だったのに対し、22℃前後に上昇! 寒い日・温かい日と、何回か測定してみましたが、いずれも平均で1~2度ほど上昇していました。
測定値のとおり、実際にPCのキーボードを打っていると、ときどき感じていた手先の冷たさもかなり軽減されたと実感できました! 今までより少し低めの温度設定でも、手が冷たくならないので、ワンランク上の快適さを得るには、おすすめです。
また、ガイド宅では結露が起きないため、その効果のほどは実際に観察できませんでしたが、窓ガラスに起こる結露も、ウインドーラジエーターを設置することで、抑制が期待できるそうです。
タイマーがあればベスト!
通電が分かる「LEDインジケーター」がついていますが……やはりタイマーが欲しい
手で触っても熱くない程度の温度ですし、つけっぱなしにより危険があること無いのですが、やはり人が居ない間じゅう通電してしまうのは、もったいないと感じます。存在感が無い機器だからこそ、4時間・6時間・8時間くらいの3段階で良いので、タイマーがついていると、より安心して使えると感じました。
ガイドの結論~快適さを追求できる一台!
メインの暖房機では無いため、これ一台あればOK!というアイテムではありませんが、より快適な暖房環境を整えることができるのが「ウインドーラジエーター」の最大のメリットと感じます!本体価格は(サイズにもよりますが)約1万6000円~2万3000円と、決してお手頃価格とは言えません。しかし、既存の暖房設備や窓などの大掛かりなリフォームをすることを考えたら、導入しやすいのではないでしょうか。また、メイン暖房の温度設定を少し下げても快適さがキープできるため、節約効果も期待できるはずです。
窓際からの冷気で、寝るときに枕元が寒いとか、窓前の机で手元が寒いなど冷気でお困りの方や、結露が気になる場所などに、ぜひおすすめしたいアイテムです。
【メーカーサイト】森永エンジニアリング