法事・法要の手順/法事・法要の手順

法事・法要の案内と準備

法事・法要を行う際は、寺院を連絡をとり日時を確定し、参列者に招待状を送ります。自宅で法事を行う人は少なくなっています。

吉川 美津子

執筆者:吉川 美津子

葬儀・葬式・お墓ガイド

日時と場所を決める

あああ

法要後の食事は和食が主流ですが、洋風や中華を選ぶ人も増えています

法要を営む場合、まず日程や場所を決めなくてはなりません。故人の命日の日に集まれないようであれば、命日より早い日を選ぶことが原則です。場所は自宅や菩提寺、霊園などで行います。自宅の場合は仏壇を前に行いますので、仏壇や仏具を掃除し、線香、お花、ローソク、抹香などを準備しておきます。浄土真宗以外は卒塔婆供養(※)を行うこともありますから、菩提寺に確認しておきましょう。

斎場などで法要を行う場合は位牌を持参します。ホテルやレストラン、料亭などを見当している場合、これらの施設はお経や焼香が不可、お参りは献花のみ可という施設も多いので注意が必要です。もちろん、法要後の食事場所としてこれらの施設を利用するのはOKです。

※卒塔婆(そとば)とは
五輪塔と同じく「地・水・火・風・空」が表現された木片で、法要の際に墓の脇に立てる。語源はお釈迦様の仏舎利(遺骨)を祀るために建てられたストゥーパに由来。

会食や引き物を手配する

自宅や菩提寺、斎場、霊園などで法要を行う場合は仕出しの手配をします。最近は法要プランなどが充実しているホテルやレストラン、料亭もありますので、菩提寺で法要後に移動してホテルで食事をするケースも増えてきました。

法要の際にお渡しする引き物については、タオルや石鹸などの実用品や煎茶、海苔、乾物、調味料などがお馴染み商品ですが、最近では予算内でこだわりの品を贈りたいと考える人が増えています。紅茶好きなら、産地や風味を吟味してオーダー。当日は食後に同じ葉で入れた紅茶をサービスした後、持ち帰っていただく、といった具合にギフトを通じて気持ちを表現することも可能です。

スイーツなら羊羹や最中、洋菓子ならブランデーケーキやカステラなどが一般的。最近では厳選素材を使用したカステラや洋菓子なら有名パティシエによる作品など、少量でも上質のスイーツが喜ばれています。高級感があって保存期間が長く、しかも持ち運びに便利な高級チョコレートも人気急上昇中の引き物のひとつです。

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