最終的には会社の判断になる
また、60歳以降65歳になるまでの間、企業型401kに社員を適用するかどうかは、会社が判断し(あるいは労使交渉を行い)決定されることになると思われます。実はこの法案は一度提出されて昨年夏に廃案になっていたものを、リターンマッチで再提出しようというものだからです。その際の条文案では、規約変更を行ってはじめて、65歳まで対象とできるとされていました。
すべての会社員が65歳まで自動的に対象となるわけではない、ということには注意しておく必要がありそうです。
それでも、対象年齢の拡大は大きな一歩といえます。日本版401kにはいろいろな規制があって、使い勝手の悪さが指摘されることが多いのですが、徐々にこうした改善が図られていくことを期待したいものです。