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30代男性のための将来設計に役立つ家計簿活用法(3ページ目)

30代からの将来設計のヒントとして、今回は「家計簿」を取り上げてみます。家計簿、つけてないですよね? 簡単で無理のない家計簿のつけかたをご紹介します。

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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「男のざっくり家計簿」で家計のどこをチェックするか

ここまでつけてきた家計簿はざっくりとした情報でしかありません。しかしかなりのことが分かります。

まず「収入より支出が少ないことを確認」してください。キャッシング等を利用せず一カ月が過ごせなければ、家計はいつか破綻します。収入と支出の差が数千円程度である場合は、手取りの10%は貯金できるよう見直しをかけたいところ。どこが削られるかをチェックしていきます。

次に、「大項目ごとに実際の出費が想定と大差ないことを確認」します。例えば、「食費はまあ、毎週1万円(毎日1400円として)だから毎月4万円てところかな」と思って合計を見ると、6万円だったりします。あるいは交通費はほとんどかかっていないと思っていると、ムダなタクシー代で1万円使っていることに気づいたりします。
自分のイメージと自分の実際の出費の違いをチェックし、そこにムダがないかを確認していきましょう。毎週1000円削れれば毎月4000円のカットです。各項目でそうしたスリム化ができれば貯金できる見直しが生まれてくるでしょう。

ポイントは細かいところを気にしすぎないことです(男の家計簿ですし)。後ろを振り返ってくよくよするばかりでもいけません(男らしくないし)。

それより全体像を把握し、今後に役立てていくことを考えます。それが男の家計簿というものです。
そして、来月あるいは再来月、毎日の出費の中で「ダラダラ酒を飲むのではなく、少し回数を絞ろう」とか「10分早く動いてタクシー代を払うのをやめよう」とか「この読まない雑誌を惰性で買わなければ毎月2000円浮く」というようなことを合理的に考えてみてください。

なんとなく「節約、毎月2万円」と目標を立てるより、よっぽど具体的かつ現実的に実行が可能になると思いますよ。
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