名所・旧跡/東北の名所・旧跡

蔵王の樹氷、冬限定の魅惑の絶景/山形(4ページ目)

温泉とスキーで知られる蔵王の冬の名物、樹氷。その形からアイスモンスターとも呼ばれる樹氷が創り出す美しい風景は日中だけでなく夜のライトアップでも楽しめますよ。訪れた人を魅了する蔵王の樹氷をご紹介します。

村田 博之

村田 博之

名所・旧跡 ガイド

各地に点在する名所・旧跡と絵になる風景を求めて日本国内を隅々まで訪ね歩く。 この経験を元に身近な所から遠く離れた所まで様々な観光スポットを写真と文章を添えて旅行者の視点でトラベル・キュレーターとしてインターネットで紹介。 ガイドブック、新聞、テレビ、ラジオに随時情報を提供中。 国内旅行業務取扱管理者

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樹氷観光の際は、防寒に対する備えをしっかりと!

樹氷ライトアップ時の地蔵山頂駅の温度

ガイドが樹氷ライトアップで訪れた時の地蔵山頂駅の気温はマイナス13.2度。
防寒に対する備えは必須ですよ!(2009年2月撮影)

日中も夜のライトアップも素敵な風景を堪能することができる蔵王の樹氷ですが、雪と氷の世界に足を踏み入れますので、訪れる際は防寒に対する備えが必須です。

特に地蔵山頂駅付近は標高が高いこともあって、日中でも氷点下になることは当たり前で、ライトアップの際はマイナス10度以下になることも珍しくありません。

また山の上だけに強風が吹き続けることも多く、風を受けての体感温度低下で"痛い"と感じるほどの寒さですので、必ずスキーウェア+手袋+帽子、耳当て+フェイスガードなどの完全防備で訪れるようにして下さい。

これはガイドの体験談でもありますが、デジタルカメラや携帯電話のカメラなどは電池の消耗が激しい上に、山を下りた後で暖かい部屋に戻ると、しばらくの間は機器の内部で結露を起こす可能性が高いという点にも注意が必要ですね。 
蔵王の樹氷(8)

標高1500メートルを超える山だけに天気が荒れることも多い蔵王。吹雪くとほとんどまわりが見えなくなりますので要注意!(2009年2月撮影)

なお気象状況によっては、ロープウェイの運休などで樹氷観光ができないこともありますし、暖かい日が続いた場合は成長した樹氷が解けてしまうこともあり得ます。自然現象ですのでやむを得ないのですが、出かける前に蔵王温泉のWebサイトなどで状況を確認しておくことをお薦めします。 


美しい風景が広がる蔵王の樹氷をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。湯量豊富で効能豊かな蔵王温泉にのんびり浸かって、絶景を楽しめる蔵王の樹氷にこの冬ぜひ出かけてみてください。

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