ブーケトスは人権侵害なのか?

少し前の話で恐縮ですが、AERA(2009年6月1日号)に「ブーケトスは人権侵害だ」という記事が掲載され、話題を呼びました。

披露宴は迷惑な慣習なのか?
ブーケトスは人権侵害なの?
内容を要約すると、未婚女性限定で行われるブーケトスの演出は未婚女性にとって失礼である、嫌がっている未婚女性を無理やり引っ張り出してさらし者にするのは人権侵害ではないか? ブーケトスは結婚は素晴らしいという価値の押し付けであり、結婚原理主義の象徴である、とまあこんな感じでした。

確かに、ブーケトスを行うに際して、気遣いのない花嫁もいます。それに対して怒りを感じるのは当然のことだと思うのですが、ブーケトス全般を人権侵害、結婚原理主義の象徴などと弾劾(?)するのは、ちょっといい過ぎかなと、思わないでもありません。

披露宴は迷惑なもの?

ブーケトスに限らず、この頃では披露宴そのものに対する風当たりもかなり強くなっているような気がします。インターネットの掲示板で見かけるのは、「披露宴に招待されるのは迷惑。披露宴は新郎新婦の自己満足に過ぎない」というもの。

「3万円のご祝儀を払い、交通費やヘアメイク代、衣装代をかけたうえに、なにが悲しくてまずい料理を食べ、下らないスピーチや余興を見させられ、欲しくもない引出物をもらい、時間を無駄にしなければならないのか」という超辛口の意見も少なくありません。これから結婚式をあげようと思っている人がいたら、まちがいなく意気消沈しちゃいますね。

出席した披露宴でイヤな目にあってしまうと……

私自身は披露宴の招待が迷惑と思ったことは一度もありません(ブライダル産業の人だからでしょ!と言われるのは目に見えていますが、あえて)。幸せそうなふたりを見るのはやはりうれしいし、おしゃれをしてそうした非日常の場に出かけることがわりあい好きなせいもあると思います。

それから、私が迷惑だと思ったことがない最も大きな原因は、「えっ?なんでこの人から招待されるの?」という人から招待されたことがないからだと思います。披露宴が迷惑と考える人のなかには、知り合い程度の人から数合わせで呼ばれたり、仕事関係者からの招待で仕方なく出席といった経験のある人が少なからずいるようです。

また、披露宴で不愉快な目に遭ったという人も……。確かに、そうした負の経験をしてしまうと、披露宴に対してマイナスの考えを持つのもうなずけます。

もちろん、披露宴でどんな経験をしたかにかかわらず、披露宴というもの自体に価値を見出さないという人も大勢いらっしゃると思います。披露宴を認めるか認めないかは、これはもう価値観の違い。どちらが正しいということはないのかもしれませんね。

迷惑!と思われないために新郎新婦が気をつけること