【幼稚園・保育園】スタート時に保育園の基礎知識(1)というシリーズを始めましたが、本当に「これから保育園!」ママパパには、保育園制度や共働き子育て生活は分からないことばかり。
もちろん【幼稚園・保育園】でも、役に立つ情報をご紹介していくつもりですが、ちょうど最近「保育園」「共働き子育て」に詳しい本が出版されたので、今回はこちらを取り上げようと思います。
また、保育園ビギナーに欠かせない本をもう1冊、合わせてご紹介します。
1『共働き子育て入門』
2『はじめての保育園』
1『共働き子育て入門』
7月22日に集英社新書から発行されました。著者は、「保育園を考える親の会」代表でフリーライターの普光院亜紀さん。「新しくてポジティブな共働き子育て家庭」のモデルを提案している本です。
こんな内容です
第一章「共働き子育ての時代がやってきた」では、政府、企業、税金や年金、そして保育園の待機児童問題などの、。「子育てと社会」についての現状がまとめられています。
そして、第二章以降「共働き子育ての、こんなところが不安」「子どもの預け先の選び方」「働き始めてからの悩み」など、実際の共働生活に役立つ知識・情報が続きます。
ここがおすすめ
この本のおすすめドコロは、行政や企業などについての「きちんとしたデータや知識」と、実際にワーキングママを経験してきた著者の「具体的に役に立つ情報」の両方が分かるというところです。
「自分がビギナー・ワーキングママだったときに何を知りたかったか」「これから共働き子育て生活をする人に何を伝えたいか」という視点が、本書全体を貫いているというような印象を受けます。
例えば、保育園の制度や産休・育休などについても、ひとつひとつきっちりと説明されています。何冊かの本で調べないと分からなかったようなようなことが、「これ1冊あればOK」なのもありがたい。再就職・派遣・パートなどについても書かれているという親切ぶり。
「これから保育園探し」というママにも、「ワーキングママ歴○年」というママにも、きっと新しい発見がある本だと思います。
第一章は「現代の社会は」という大きな話から始まるので、とっつきにくい方はまず第二章以降から読み始めるのもいいかも。
新書サイズで持ち運びしやすいので、通勤電車のお供にもいいですね。