神田駅から徒歩30秒。飲食店が立ち並ぶ一角にぽつりと佇む。このお店はタイでカオマンガイに魅せられたかたが、東京ではなかなかおいしいカオマンガイがないから・・・ということからオープンに至ったそうだ。
タイで1ヶ月間、カオマンガイを極めるために修行し、またおいしいカオマンガイを食べ歩いた末、独自に納得できる味の指標をつくりあげたようである。
ここでは、タイの屋台ではお決まりのプラスティック製のお皿に、タイで「ピンクのカオマンガイ」と呼ばれる有名なカオマンガイ屋さんと同じ、ピンクのTシャツを着た店員さん。
この店は料理だけでなく、雰囲気からしてタイの屋台の香りがぷんぷんと漂ってくる。カオマンガイは“気軽に食べられる屋台料理”だということを再認識させてくれるのだ。
さて、この店のカオマンガイはというと、普通盛りで600円。これに鶏のスープとタレがつく。
左が「辛い赤ダレ」、右が「甘辛い黒ダレ。」タレは、“タオチオ”という大豆から作られた薄い味噌のような調味料をベースにした「辛い赤ダレ」、“シーユーダム”と呼ばれる黒蜜のように甘い醤油、タオチオ、青唐辛子、しょうがなどがはいった「甘辛い黒ダレ」、ナンプラーとレモンがベースの「さっぱりレモンダレ」の3種類。タレは1種類しかつかないが、50円で追加できるようになっている。
このほかパクチー(香菜)、しょうが、プリッキーヌ(唐辛子)もどれも100円で追加OK。プリッキーヌをぽりぽりとかじりながら・・・というタイスタイルも体験できるようになっていて、タイの食文化をとりいれたいという気持ちがひしひしと伝わってきた。
私はとりあえず、カオマンガイの普通盛りにパクチーをつけて、辛い赤ダレと甘辛い黒ダレの2種類を注文した。
ゴハンの盛りはまずまず。でも、鶏肉はちょっぴり量が少なめかなぁという印象をうけた。鶏肉の身がやややせ気味だから、そんな印象を受けたのかもしれない・・・。