豊かな自然を取り込んだ美術館が集まる仙石原

温泉と並んで旅の目的のひとつに数えられるほど、箱根には数多くのミュージアムが点在します。特に強羅~仙石原エリアには、箱根の豊かな自然を生かした施設が集中して点在します。緑濃い季節であれば、作品だけでなく森林浴も楽しめて一石二鳥ですね! せっかくなら1日かけて美術館巡りをしてみてはいかがでしょうか? 車利用でなければ「観光施設めぐりバス1DAY TICKET」の利用がオススメ(1000円、当日のみ有効)。観光施設めぐりバス全区間(小涌園~強羅~仙石~御殿場プレミアム・アウトレット)が1日乗降自由で、ルート上には彫刻の森、ポーラ美術館、星の王子さまミュージアム、箱根ガラスの森、箱根ラリック美術館といったバス停が含まれるので、途中下車しながらの周遊が可能です。

このエリアの主な美術館を下記にご紹介します。いずれも併設のカフェやミュージアムショップが充実しているので、作品鑑賞と合わせて楽しみたいものですね。

箱根ラリック美術館(仙石原)
四季折々の自然が肌で感じられる広々とした芝生空間に、美術館、レストラン、ショップ、特別展示「ル・トラン」などが点在する

四季折々の自然が肌で感じられる広々とした芝生空間に、美術館、レストラン、ショップ、特別展示「ル・トラン」などが点在します

チョーカーヘッド/ブローチ「流れる髪の女」(1898~1900頃)

チョーカーヘッド/ブローチ「流れる髪の女」(1898~1900頃)

フランスの宝飾・ガラス工芸の巨匠、ルネ・ラリックの作品を集めた美術館。約1500点の所蔵作品のなかから、約230点を展示しています。見どころは日本最多を誇る、約40点の宝飾作品。ガラス作品としては香水瓶や花器といった作品から室内装飾に至るまで、幅広く展示されています。

 

ポーラ美術館(仙石原)
ポーラ・オルビスグループのオーナーであった、鈴木常司氏が収集した美術作品約9500点を所蔵。ルノワール、モネ、ゴッホ、シャガールといった19世紀フランス印象派や、エコール・ド・パリなどの西洋絵画をメインに、日本の絵画や陶磁に至るまで幅広いコレクションを誇ります。欧風料理のレストランでは、企画展にちなんだコース料理なども楽しめます。

箱根ガラスの森美術館(仙石原)
中央の池を取り囲むようにヨーロッパの街並みを思わせる建物が立ち並ぶ「箱根ガラスの森美術館」

中央の池を取り囲むようにヨーロッパの街並みを思わせる建物が立ち並びます

点彩花文蓋付ゴブレット(1500年頃undefinedヴェネチア)

点彩花文蓋付ゴブレット(1500年頃 ヴェネチア)

日本初のヴェネチアングラス専門の美術館。緑豊かな敷地内には、ヨーロッパ風の建物が立ち並び、作品鑑賞だけでなく、庭園散策も気持ちがよいもの。庭園を見晴らすテラスカフェでは、カンツォーネの生演奏を楽しむこともでき、まるで本場イタリアを訪れたような気分に!

 

星の王子さまミュージアム 箱根 サン=テグジュぺリ(仙石原)
サン=テグジュペリ生誕100年を記念して生まれた、世界初のミュージアム。展示ホールには、彼の愛用品や資料などが展示され、映像ホールでは物語を紹介する映像が鑑賞できます。敷地内には、人気の星の王子さまグッズを扱うショップや、フレンチレストランも。

箱根マイセン庭園美術館(仙石原)
18~19世紀に作られた、アンティークのマイセン磁器を常時300点以上展示するほか、ヨーロッパのアンティーク磁器やオールドノリタケなども展示しています。広々とした庭園も魅力で、カフェテラスとしても利用されています。

箱根 彫刻の森美術館(強羅)
「ミス・ブラック・パワー」ニキ・ド・ファン・サール(1968年)

「ミス・ブラック・パワー」ニキ・ド・ファン・サール(1968年)

2009年に開館40周年を迎えた、日本初の野外美術館。箱根山々を望む約7万平米の庭園に、近現代の彫刻家の作品が約120点常設展示されています。季節ごとに移ろう風景を眺めながら、のんびり散策するのがおすすめ。歩き疲れたら、天然温泉の足湯に浸かって癒すのもいいでしょう。

 
箱根美術館(強羅)
秋は紅葉の美しさで知られる庭園

秋は紅葉の美しさで知られる庭園

早雲山中腹に立ち、縄文時代から江戸時代にかけての、日本の中世古窯を展示する美術館。展示品の鑑賞とともに楽しみたいのが庭園。特に初夏の新緑と、秋の紅葉は見事なものです。苔庭を眺めつつ茶室で一服も一興。