8品目からは麺、ごはんものです。まず最初に供されたのは「常識はずれの冷やし中華」。写真をみてもわかる通り、のっている具材が半端じゃありません! アサリ、アワビ、クラゲ、ホタテ、アナゴ、ミミガー、だだちゃ豆etc…、とにかく、夏に食べたい素材が「これでもか!」とばかりに盛り込まれているんです。当然、外から麺の姿は見えません。キレのある胡麻風味のタレを絡めながら豪快に食すと、まさに感無量ですね。
9品目は、ボクがリクエストした「玉子チャーハン」です。ごはん、卵、塩、白コショウのみで仕上げているので、ごまかしは一切ききません! だからこそ、逆に凄さを実感できましたね。「メゾン・ド・ウメモト上海」以外で、初めて感激に値する「玉子チャーハン」に出逢えました。
続く10品目は、これまたボクの急なリクエスト。3品目に食べた進化版のかに玉があまりに素晴らしかったので、何としてもあれを丼としてかき込みたくなってしまったんです。間違いなく合いますからね、ごはんに。
しかし、ただごはんにのせるだけでは丼としては成り立ちません。そこで栖原シェフが考えた決め手が、「トリュフ塩を使ったあん」です。
これがごはんとかに玉をつなぐ役目を果たし、なおかつトリュフの芳醇な香りもUP。塩だけの味つけであるにも関わらず(コショウもなし)、あり得ないほどの味の深み、豊かさを実感させてくれます。
値段は8000円ほどしますが(白トリュフや黒トリュフを使った場合は値段も変わると思いますが)、この「トリュフ、卵の中華丼」は大いに食べる価値ありですよ! 反則級のおいしさです!
まだまだ、食べます。別腹デザート2品!