会いたい時に会えないのが遠距離恋愛の辛いところ |
遠距離恋愛が続きにくいのはなぜ?
■会えない寂しさが相手への信頼を邪魔する遠距離恋愛ではなくても、恋人にはそんなに頻繁に会わなくても平気だ、という人もいます。しかし、相手に対する依存度が高く、寂しがり屋な性格の人は、遠距離恋愛には向かないタイプだと言えるでしょう。「いつも一緒にいたい」「彼(彼女)のことは何でも把握しておきたい」という束縛の思いが強すぎると、離れている状況下では相手を信頼しにくくなってしまうようです。
■会っても2人きりのシチュエーションが多い
恋愛においてお互いの仲を深めるためには、2人きりで会うだけではなかなか進展しない、というのが私の考えです。恋人の友人を紹介されたり、複数の人達の中にいる恋人の様子を見たり、さまざまなシチュエーションを2人で経験して始めて、2人きりでいる時とは違う恋人の内面を知り、理解が深まるからです。
遠距離恋愛中の恋人同士の場合、どうしてもたまにしか会えないため、会う時は2人きりのシチュエーションが多くなります。そのため、2人の関係は常に2人だけのもの、お互いの生活にはお互いに入り込めず、関係が深まりにくいのではないでしょうか。
■身近な人への目移り
日々、さまざまなことが起こる中で、いろいろなことを考え、数々の思いを抱いたとしても、それを恋人にタイムリーに伝えられないもどかしさは、辛いものですね。月に1度、あるいは年に1度会えるとしても、感動した話や辛かった話は、過去のものとして自分の中で整理してしまっています。
感じたことを旬なうちに共有できない、という苦しさから、身近な人へ目移りしてしまうことも少なくないのが遠距離恋愛の落とし穴。顔を合わせるということは、言葉以上に表情やその人自身が発する“気”で、多くのことを相手に伝えます。ですから、頻繁に顔を合わせる人や話をする人に惹かれてしまうのも、無理はない話だと言えるでしょう。
■お互いの日常や思考がわからないが故のすれ違い
同じ学校や同じ職場で毎日顔を合わせていた友人で、手に取るように考えていることがわかった相手でも、お互いの環境が変わってしばらく会わないでいたら、何を話したらいいのかわからなくなった、などという経験はありませんか。恋人同士でも、同じようなことは起こります。遠距離恋愛になる前、近くにいて恋愛をしていた時期が短ければ短いほど、離れてすぐに相手のことがわからなくなるものです。
20代から30代前半というのは、社会に出ていろいろな刺激を受け、男も女も考え方や価値観が変わりやすい時期です。離れていることによりコミュニケーションが不足すると、お互いの日常や思考が理解できなくなり、心が通わなくなってしまうのです。
次のページでは、上記の原因を踏まえた上で、遠距離恋愛のための相性改善術を解説します。