「几帳面な人×がさつでズボラな人」……対極に位置する人の心理とは
「几帳面な人×がさつでズボラな人」真反対な二人の相性
家の中はもちろん、職場のデスクや鞄の中身も常にしっかり整理されていて、約束の時間はきちんと守り、何事も規則正しい几帳面な人がいます。血液型占いでは、よくA型の人に多いなどと言われているようですが、育った環境によっても左右するものですし、男性にも女性にも見受けられる性格の一つですね。
対して、身の回りはいつもグチャグチャ、何がどこにあるのかわからなくなったり、物をなくしたり忘れたり、そんなズボラな性格の人もいるものです。対極に位置する「几帳面×ズボラ」は、単純に考えただけでも、何だか相性が悪そう。その理由を、それぞれの心理から考えてみましょう。
几帳面な人は、ズボラな人のだらしないところが、じつはそれほど嫌いではありません。几帳面な人にとって、きちんとしておきたいのは「自分の身の回り」だけであって、人の部屋や物が散らかっている分には関係がないからです。世話焼きな性格の几帳面な人の場合、逆にズボラな人のほうが世話の焼き甲斐があっていい、というケースもあるくらいです。
ただし、ズボラな人のだらしなさが、几帳面な人の身の回りの領域を侵し始めた場合は別です。たとえば、一緒に暮らしている場合、部屋を散らかされるのは腹が立ちますし、待ち合わせの時間に遅れるなど、計画通りに事が進まない事態に陥ると、我慢ができません。
一方、ズボラな人はと言うと、大抵が几帳面な人のきちんとした性格を尊敬する傾向があります。自分にはできないことができる人、ということで、ある種の憧れを抱くのではないでしょうか。
しかし、これまた几帳面な人がズボラな人の領域を侵し始めた場合は別、となります。細かいことでいちいち指図をされたり、まるで調教するかのようにズボラな性格を直そうと怒れば怒るほど、ズボラな人はウンザリ。「俺は(私は)このままでいいんだよ、放っといてくれ!」という気分になってしまうわけですね。
さて、それぞれの心理がわかったところで、「几帳面×ズボラ」カップルが上手に付き合うためにはどうしたらいいのでしょうか。
几帳面な人の心得
がさつの人はカバンの中身もぐちゃぐちゃ
■自分の几帳面さをアピールしないこと
ズボラな人は、無条件に几帳面な人を尊敬しています。ですから、わざわざ几帳面さをアピールする必要はありません。「どうしてこれくらいの整理整頓ができないの?」「こういうものはこうやって収納すれば簡単じゃない」などと、母親の小言のようにチクチク怒るのは逆効果です。
子どもならまだしも、大人になってからの性格というのは、なかなか直しにくいもの。だらしないところが気になり始めても、あまり干渉しないことが得策です。本来、恋人になったのなら、ズボラな一面以外に好きになったところがたくさんあるはず。大らかな気持ちで、きちんとした性格は態度だけで示すようにしましょう。
がさつでズボラな人の心得
■相手の領域は侵さないことなんとなく散らかっていたほうが落ち着く、というズボラな人の心理は、几帳面な人でもある程度は理解できるものです。しかし、ズボラな人は「きちんとしていないと気がすまない」という几帳面な人の気持ちも、理解してあげるべきです。
誰にも迷惑をかけないのであれば、自分の好きにしても構わないでしょう。でも、同じ家に一緒に住んだり、デートの待ち合わせをするなど、相手と関わる場合はそうも言っていられません。いきなり性格を直せと言われても難しいでしょうが、努力している姿勢を示すだけでも、几帳面な人は嬉しいはず。
ズボラな人は、開き直ってしまうことが一番のタブーです。だらしない上に「べつにいいじゃん」という態度を取るなど、言語道断。自分の欠点を自覚して、謙虚な気持ちで相手に接するようにしましょう。
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