安っぽくならない小悪魔感の秘密とは?
約10年前に発表された写真集。当時から小悪魔の芽はすでに。 |
「人に何かを言うのって、勇気がいるけれど、誠意で言っているのであれば、絶対に嫌われないと信じている。むしろその人のためを思っているなら、言ってあげるほうがやさしさだと私は思うんですよね。(中略)人の受け売りでを自分の意見のように話したり、やさしいだけでモテようとするのがイヤで、『本当はそんなこと思ってないでしょ?』って説教したりして……」(女性誌「BAILA」2008年7月号より)
他人を慮りながら、誰にも媚びずに言いたいことをいう。しかも、「30代になって、ますます、周囲を気にせずに言いたいことを言うようになった」のだという。
生き方にも軸がある。20代の半ばから、女優に転向して約10年。主演も脇役もつとめながら、マイペースで活動を続けて着実に幅を広げ魅力を増している。理想的なキャリアを積んでいるように見えるが、実は本人は、「女優をやるなんてまったく考えていなかった」。
「それが芝居をするようになってから、どんどん深みにはまっていった感じで。それまではなんでこの仕事をしているのかわからなかったんですけど、30歳を過ぎた頃から自分の存在の仕方やたたずまいみたいんなものがわかってきた」(女性誌「BAILA」2008年7月号より)
ある日、「トシガイ」という深夜番組で永作さんが自分の年齢×1万円分の欲しいものを選んで買う(トシガイ=年買い)番組に出演していた。意外にも彼女が買ったのは、自分で設計して作ってもらったというオリジナルのデスクだった。
実は詩集を発表したり、書道をたしなんだりと、「書くこと」が好きな彼女にとって、デスクは以前から「とても欲しかった品」なのだという。
完成したデスクを前に、3つの引出しを手にしながら、「左の引出しは過去の私、真ん中は現在、右の引出しには未来の私のためのものを入れようかなと思う」と、やわらかい笑顔で語っていた。
その言葉を聞いて、本当にステキな女性なのだろうとしみじみ思った。
永作さんは、私がこれまで出会ってきた大人モテする女性の共通項を持っている。
大人モテする女性の共通項とは?