週末婚における、正負の法則
どんな恋愛にも、どんな結婚にも光と影、メリットとデメリットは表裏一体だ。 |
そして、何よりも、「1人で生活する」というスタンスを守ることで、彼に対する過剰な依存心がふくらまずにすむ。
いつも助けてくれる手があるということは、ありがたいことだけれど、自分の手足が鈍ってしまう恐れをもはらんでいる。それは、根本的な部分で、長い目で見て彼との関係を深める障害になってしまう。もちろん、普通に結婚して、日々、一緒に暮らしていても、心身ともに自立できているなら全然OKだけど!
週末婚……語っているだけで、何だか美味しい感じ。
とはいえ、メリットの裏には当然デメリットもくっついている。
まず、単純にムダが多い。従来の結婚のメリットとして、一緒に暮らすことで経済的、時間的なムダを減らすというものがあるけれど、週末婚では、そのメリットはほとんど味わえない。
たまにしか会えない分、コミュニケーション不足になる危険性もある。いつまでも恋人同士の気分を味わえるという距離感は、裏返せば、それ以上の絆は育ちにくい距離感であり、関係性であるとも言える。
自分の自由が保証されているのと同じだけ、相手の自由も保証している。それ自体は素晴らしいことだけれど、信頼関係がなければ、不安にもなることは想像がつく。
美輪明宏先生のおっしゃる通り、光と陰はワンセット。この世はすべて正負の法則で成り立っている。
どんな結婚の形でもそうだけど、「週末婚」がしたいという人は、メリットとデメリットをきちんと理解した上で、実行するほうがいい。
次のページでは、その方法を考えます。