“できちゃった婚”に続く、今後、増えそうな結婚形態は?
できちゃった婚を発表する人は多いけれど、週末婚をわざわざ自己申告する人は少ないものの、きっと水面下では増えている! |
子供ができちゃったコトをキッカケに結婚へとなだれ込む……“できちゃった婚”とて、何も新しいブームじゃない。今も昔もあったものだろうけれど、ここ数年、一気に増加しておおむね偏見が薄まり、世間的に認知されたというだけの話。
「結婚の王道」や「古き良き美しい結婚の形」みたいなものが失われつつある今、私たちは、自分たちにとってより自由でオリジナルな結婚の形を求め続けてきたし、それが、最近、現実的に増えて定着している時期なのだろうと思う。
よく言えば、自由奔放。言い方を変えれば、やりたい放題……?
そう考えると、今までにもその名前は聞いていたけれど、今後、本格的に増えそうだなと思う結婚の形が、“週末婚”だ。
現在の30女世代(特に、バブル崩壊後の氷河期世代以降)って、超個人主義の実益主義。さほど結婚に夢は見ていないけれど、将来設計を考えると、そのうち、しといたほうがいいかなくらいのノリ(だから、なかなか結婚しない人も多い)。
結婚はしたいけど、縛られたくない。自分の生活の美味しい部分は変えずに、新しい生活も育てたい……。
そこにハマる結婚の形のひとつが、「週末婚」だ。
「週末婚」という言葉が聞かれるようになってから、10年近く。周囲の同世代にも、意外と普通に週末婚を実行している人々がいる。特に大声でアナウンスすることなく、さり気なく、こなしている。
週末婚をしている人々を観察してみると、20代後半以降、自分なりのキャリアを確立させてから結婚にいたった人が多いよう。なぜ、週末婚をするのか、その理由は独身だけど、仕事に邁進している私から見てもよくわかる。
10年も働き続けてきた女性にとって、自分の生活リズムは鉄板。結婚後も全力で仕事を続けるつもりなら、せっかく培った自分の生活リズムは変えたくないし、実際、平日は仕事で精一杯で他のことが入り込むスキマがない。ゆえに、平日は今までと変わらない生活パターンを維持して、週末だけ、夫婦としての濃密な時間を過ごす。
そんな週末婚のメリットは、次のページで紹介します。