名物多し、県立横浜翠嵐高等学校
県下のトップ校として進学指導に力を入れる県立横浜翠嵐高等学校
教育目標に「人格を重んじ個性の伸張をはかる」「勤労と責任を重んじ自主・自律の習慣を身につける」など10項目を掲げ、県下のトップ校として進学指導に力を入れる一方、部活や学校行事も代々生徒の手によって熱心に運営される。体育祭で高1男子が女装して踊る“可愛子(かわいこ)”、高2女子が選んだ先生にその場で仮装させて出来栄えを競う“狂師像”、翠翔祭(文化祭)で販売される翠嵐饅頭、翠翔祭や体育祭の後夜祭で全校生徒が校歌に合わせて踊る翠嵐節など、内外に知られる翠嵐名物も多い。
また、学校では生徒に多様な学習を提供するねらいのもと、国際理解教育を推進。1989年よりアメリカ・メリーランド州エレノア・ルーズベルト高校と姉妹校となり、相互訪問を実施するほか、欧州各国、オーストラリア、インドネシアなどの留学生も受け入れている。
自由で和気藹々とした校風。さまざまなことに挑戦する意欲のある生徒に適した学校だろう。
一人ひとりに応じてきめ細かく進路指導
2007年より県の学力向上進学重点校の指定校となり、生徒一人ひとりの進路実現に向けて教育改革に取り組んでいる。95分授業をベースとして、一部45分授業も取り入れながら教科の特性を生かした授業を展開。高1・2は主要教科に重点を置いたカリキュラムでまんべんなく学び、高3は現代文、政経、体育、リーディング・ライティング、情報が必修、あとはすべて選択科目となる。高1の英語、高2の数学IIとライティングは少人数・習熟度別授業を実施。土曜や長期休暇中には講習を開講している。定期試験のほか、学力テストを年3回実施。はじめの2回は3教科、最後は5教科。各回ともそれまで学習したところすべてが範囲となり、学年成績順位と偏差値が出される。このテストと外部模試などをもとに、一人ひとりに応じてきめ細かく進路指導している。