誰にでも「自分マニアの男」がいる?
モテない理由は客観的に考えてみよう |
まず、文筆業という得体の知れない職業についていることとか、長身とか(171cm)、コンサバとはほど遠い服装という外面はもちろんのこと、女子らしく気がきかないところや、自由業ならではのちょっとズレてるマイペースな感じが、彼らにとって変わってる感じに映っていたのかもしれない。ま、そもそも話が合わなかったんだけどね。
「アタシって、モテないんだなぁ」という刷り込みをひとつ増やしたあの夜から、数年後・・・・・・。敬愛するミュージシャンのスガシカオさんにインタビューした際に、雑談レベルでそんな話をすると、「多くの男子にモテようとするより、自分マニアの男を探すほうが絶対にいい」とひとこと。「自分マニア」とは、いわば、私という存在にフェティシズムを感じてくれる男のこと。そして、「それはどんな女の子にもいるよ~」とかるーく言われた。さすが、楽曲の独特の濃度や言葉の選び方が色っぽく、独特のフェティシズムを感じさせ、また聴き手のフェチ心を刺激するスガさんらしい意見だ。
コンプレックスはマニア心を刺激する?
恋愛相手にとって、世界にひとつしかない花になるにはどうしたらいい? |
モテ系に合わせて自分を殺して好かれても窮屈なだけ。自分の個性やユニークなポイントを際出させて、そこに反応してくれる男子を探して自分好みに育てたほうが効率いいし、恋愛の充実度も深い。たしかに、世の中にはいろいろなマニアがいるもので、猫っ毛がいい男も、長身の女が好きな男も、イジめられるのが好きな男もイジめるのが好きな男も……いる。それこそ、スガさんの『イジメテミタイ』じゃないけど!
目からウロコでした! 私だって今までのそれなりのモテ体験を思い起こせば背の高さや手の大きさなど、自分にとっては、コンプレックスに感じている部分にこそ、フェティシズムを感じていた男も多かったし……。
清潔感、色気、やわらかさなど、女としての本質は大切にしたいけど、大フィーバー中の、エビちゃんOLがいくらめちゃモテしてても、エビちゃんだから可愛いのであって、30代の一般女子がそのまま真似たらちょっとしたコスプレだ。雑誌『NIKITA』のキャッチコピーがどれほど胸をわしづかもうと、日本のオフィスで乳間ネックレスなんて着けたら不倫オヤジの餌食になるだけ。
全方位的にモテなくても、局部的にモテればいい。最終的には、ひとりの男に長く深く愛されればいいんだし!
でも、自分マニアの男ってドコにいるの?