帯締めの結び方のポイント:左右の指で結び目を押さえる
帯は、帯枕と帯締め一本で支えられているといっても過言ではありません。ですから、帯を安定させるためにも着物を着る際に使う紐の中で一番強く結ぶことが必要です。そのためには、結んでいるうちに緩んでいかないように、左右の指で結び目をしっかりと押さえながらひとつひとつの手順を手早く行うことがコツです。
帯締めの結び方はほとんどがこの本結びが基本になっていて、そこからのアレンジになります。ですから、まずは本結びをしっかりマスターしましょう。帯締めの基本「本結び」の結び方手順
体の中央で揃える
左右の重ねは着物と同じ
結び目を押さえると緩まない
輪は大きめに作るとやりやすい
根元から折り上げる
帯び締めの先から入れる
交差しているところをしっかり押さえる
しっかり引き締める
正面から見て一本に見えるように重ねる
挟み込む際、普段は左右とも房が上向き、または上下片方ずつにする。喜びの場合(結婚式など)は左右とも房を上向きに。悲しみの場合は(お葬式など)左右とも下向きが好ましい。
房が上向きの例
房が下向きの例
帯の真ん中にくるように
帯留めを使う時:帯締めの結び目は後ろに回す
帯留めを使う場合は結び目は後ろに
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