|
左:絵本『チョコレートがおいしいわけ』の作者はんだのどかさんのイラストを立体化して展示。右:工場感いっぱいのオブジェ。 |
「チョコレートがおいしいわけ」ミュージアムストリート
ミュージアムストリートと名づけられた通路には、チョコレート愛に満ちた絵本『チョコレートがおいしいわけ』の作者、はんだのどかさんのイラストを立体化してディスプレイ。ガーナの大地で人々がカカオの木を育て、カカオの実が日本に運ばれてきておいしいチョコレートになるまでを、楽しいストーリー仕立てで教えてくれます。
「カカオという原料にスポットを当てて、チョコレート工場の工程だけでなく、農民たちがそれを育てているというところから知っていただきたいと思ったのです」と、マネージャーの藤松剛幸さん。奥深いチョコレートの世界を追究し、フェアトレードやレインフォレスト・アライアンスの可能性を模索しながら海外にも触手をひろげる藤松さんの情熱は偉大です。
「チョコレートは人とのつながりを生みだせる、かけがえのないもの。仕事を通してこんなにも多くの人々と出会えるものかと驚くほどなんです。この場所のテーマも『チョコレートで人とつながり、支えあう』こと」
|
トイレは秘密の場所にあります。ちょっとわくわくする隠し部屋。 |
シャルロッテ=ロッテの原点
チョコレート工場で店名がCHARLOTTEとくれば、その由来は「CHARLIE(チャーリー)+LOTTE」かと想像していたのですが、じつは、シャルロッテとは社名の由来となった文豪ゲーテの青春小説『若きウェルテルの悩み』に登場するヒロインの名前。シャルロッテの愛称がロッテなのですって。
青年ウェルテルの永遠の恋人シャルロッテにちなんで、多くの人々にとって永遠の「お口の恋人」でありたい…そんなロマンティックな想いがこめられているのです。
墨田区錦糸町は古くからものづくりの町、職人の町として知られてきました。このチョコレートカフェがめざすのも、高級な「ショコラトリー」ではなく、下町の人々に親しまれるあたたかな「ファクトリー」。錦糸町の街をスイートなぬくもりで包もうとしています。
▼シャルロッテ チョコレート ファクトリーのメニューとショップデータはこちら
|
外観もチョコレート工場らしさを演出。ホテルの北側は桜咲く錦糸公園です。 |