新鮮な自家焙煎コーヒー豆は購入可能。迷ったら気軽にスタッフに相談してください。 |
フルーツのようなスペシャルティコーヒーを
Cafe Faconでは珈琲工房ホリグチからスペシャルティコーヒーの生豆を仕入れ、入口左手に置かれた焙煎機で自家焙煎しています。かつてはサッカー少年で日体大に進学した岡内さんは、この焙煎機に某有名サッカー選手の名前をつけて大切にしているそう。(誰の名前か知りたかったら、お店に行ってお会計のときにでも岡内さんに尋ねてみてくださいね)
岡内さんが考えるスペシャルティコーヒーの最大の魅力は、フルーツの香味。
「コーヒーの赤い実を見れば、コーヒーがフルーツだということがよくわかります。スペシャルティコーヒーには、オレンジやピーチを思わせるフルーツの酸味が生きています。その魅力をお伝えできたら嬉しいですね」
コーヒーが本来含んでいる新鮮で素晴らしい酸味と、昔ながらの喫茶店やホテルの朝食に多い、酸化してしまったコーヒーのひどい酸味。その両方をごちゃ混ぜにして「酸っぱいコーヒーはきらい」と言ってしまうと、コーヒーの楽しみは半減してしまいます。
新鮮な果実のような酸味は、味にエレガントな甘みをもたらすもの。ぜひ、Cafe Faconで楽しんでくださいね。
(左)ペーパードリップ (右)ネルドリップ 同じ豆を飲み比べて、ドリップ方による風味の違いを確認するのも楽しそうです。 |
岡内さんによれば、ネルドリップの味を決定する要素は主に次の3つ。蒸らし時間と、点滴の速度と、お湯の温度。豆の種類によって最適な温度を判断します。
細心の注意を払って、ひとしずくずつ滴下されていくお湯。その優しい刺激にコーヒーの粉が目をさまし、深呼吸するように膨らんでいきます。やがて、お湯のしずくは一定の細さを保った流れとなり、ネル袋の下からコクのあるコーヒーが滴り落ちてきます。
技術を磨いてきた人が真剣なまなざしでコーヒーをドリップする姿は、いつ見ても清々しいもの。そのコーヒーがテーブルに運ばれ、目の前にさしだされる幸せは、チェーン店では手に入らないものです。