小さな坪庭の見える一階フロアは、奥にソファを配して。シンプルな照明に見惚れる。 |
階段ごしに落ちかかる影の模様や、ドイツ、フランスの工業用ランプの姿のおもしろさは見飽きることがない。家具の多くは、60年代のオランダのインダストリアルデザイナーが手がけたものだ。
明るい2階にはカウンター席と、製図用デスクが並んでいる。 |
冨浪さんは15年前から、ひとりのお客としてカフェドジを愛用してきた。
「はじめてドジを訪れたとき、アメリカ映画を長時間観たあとでフランス映画を観たような、鮮やかな衝撃を受けたのです」とその感動を語る。
シンプルな照明の表情。夕暮れどきにここに座って、小さく切り取られた空を眺めていたい。 |