カフェ/神田神保町・馬喰町・新宿・飯田橋のカフェ

麹町カフェ KOJIMACHI CAFE…半蔵門(3ページ目)

オフィス街の人々でにぎわうカフェは、化学調味料を使わない、無農薬野菜たっぷりのお料理が自慢。ル・クルーゼのお鍋ごとサーブされるタコの炊き込みご飯は、トマトが丸ごと1個のった迫力のおいしさです。

川口 葉子

執筆者:川口 葉子

カフェガイド

Kojimachi Cafeの写真
壁に直接、テントウムシが描かれています。
割った額が面白い表情。

「お客さまのご要望には可能な限りお応えしていますので、気軽におっしゃっていただけたら嬉しいですね」と津田シェフ。
体調を崩したお客さまが「ここの料理だったら食べられると思って来ました」と訪れると、パンとスープだけの注文を受けつけたり、ヴェジタリアンのお客さまのリクエストに応じたり、その対応は柔軟で臨機応変。

女性客が離乳期の子どものためにパンを細かくちぎってはスープに浸している姿を見て、「それでしたら厨房でも同じことができますよ」と、急遽、離乳食を作ってサーブしたこともあるそう。まともに自分の食事をしている余裕のなかったお母さんには、さぞ喜ばれたことでしょう。

Kojimachi Cafeの写真

乳製品アレルギー、カフェインが苦手など、常連客の食事上の注意をスタッフがよく覚えていて、たとえばカフェインを摂ることのできないお客さまには、素材にコーヒーやエスプレッソを用いたデザートは出さないようにするなど、きめ細かなサービスがおこなわれています。

ヘルシーな食事には関心の薄いおじさんたちも、「ここの野菜はおいしんだよ」と、ひとりでひとつずつ大きなサラダボウルを注文したりする光景が展開され、麹町カフェは街の人々と季節の新鮮な野菜をつなぐ大きな役割を果たしているようです。

「東京で暮らしているとなかなか自然に触れることができないけれど、農家から届く野菜によって、四季の移り変わりを感じることができます。今年ももうじきあの野菜の季節が来る、と待ち受ける楽しみがあるんですよ」と津田シェフ。

Kojimachi Cafeの写真

2009年6月には、キッチンで焼き上げるパン各種の人気に応えて、近くの九段南にパン屋さんFACTORY(ファクトリー)をオープン。麹町キッチンのパンもここで焼かれるようになりました。

カフェには、その街にふさわしい顔があるものです。麹町の快い活気にふさわしい麹町カフェは、これからもオフィス街の日常を支えるカフェとして街の人々に愛用されていくことでしょう。

▼麹町カフェのメニューとショップデータはこちら


  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます