ブーランジェリーが開いたカフェ
半蔵門・三番町で天然酵母パンを焼く小さなブーランジェリーとして親しまれているBOULANGERIE A(ブーランジェリー・アー)が2008年12月、飯田橋にセンス溢れるカフェをオープンしました。1日に2度、ブーランジェリー・アーから焼きたてのパンが運ばれてきます。
スープの冷めない距離ならぬ「半蔵門の焼きたてパンの香りが消えない距離」でカフェを開きたいと考えたのです、と代表の鈴木善雄さん。ビジネスマンや学生たちの行きかう賑やかな駅前大通りの一本裏道に、シェアオフィス+シェアマンションとしてコンバージョンされた築40年のビルをみつけ、その1階にhive
cafeをオープンさせました。観葉植物の緑が映える空間に、ゆったりと22席。
「パンと料理の組み合わせの楽しさを、レストランではなくカフェならではの気軽さで味わっていただけたらと思います」
蜜蜂の巣のように
ガラス扉のドアノブ近くには「h;ve」のロゴ。
hiveの「i」は「;」なのですかと鈴木さんに訊ねたら、友人のデザイナーが「i」の文字を蜜蜂の姿に見立てて考案してくれました、とのこと。
店名のhiveは「蜂の巣」や「忙しい人々が集まる場所」を意味するのです。パン好きにとっては、甘い蜜のとろける場所ともなるのでしょう。もちろんカフェ好きにとっても、今ひとつ“カフェ心”を満たしてくれるお店に遭遇できなかった飯田橋界隈の心のオアシスに。