自己表現として店を持ちたいと考えていたという畑さんにとって、エレファント・ファクトリー・コーヒーは単においしいコーヒーを堪能するだけの場所ではないようです。
「空間と時間を提供したいと思っています」
この素晴らしいカフェが長く続けられますようにと、ファンの一人として願わずにはいられません。
ところで、なぜ数ある村上春樹作品の中から『象工場のハッピーエンド』を選んだのですかと畑さんに訊ねたら……答えは、どうぞ6月に発売予定の拙著をお読みくださいますよう。日本各地の選りすぐりのカフェをご紹介しております。
ゆっくりと紙のページをめくる時間を愛する者のひとりとして、本には本ならではの情報を盛り込むよう心がけております。