通りに面した明るいスペースと、奧の個室感覚のスペース
sevelは奥行きが深いうなぎの寝床型の間取りになっています。
商店街に面したガラス張りの店内は、白とメタリックシルバーで構成された明るい空間(写真上)。外側から眺めただけではわかりませんが、その奥に、写真下のような通路をはさんで、個室感覚の落ち着いたエリアがもうひとつ設けられています。その日の気分に応じて、どちらの空間もご自由に。
米田さんの前職は商社勤務。各国で出会った料理の中から日本ではあまり知られていないものを取り入れ、肩肘張らない自由なスタイルでおいしさを提供したいとカフェをオープン。シンプルでモダンなインテリアには、工業デザイナーとして活躍されていた奥さまのセンスも存分に活かされています。
sevelを利用するのは界隈に住む幅広い年齢層のお客さま。まだ店舗が工事中の時から、商店街を通る人々はどんなお店が誕生するのかと興味しんしんで待っていたようです。
「ずっとこういうお店が欲しかったんです」
と毎日のように通ってくる80代の上品なご夫婦は、必ずエスプレッソを召し上がるのだとか。オーナー以下、スタッフの親切で丁寧な接客が年配のお客さまにも大きな安心感を与えているのでしょう。
次のページで、sevelの名物メニューをご紹介します。話題の「モッフル」、珍しい「カヤスティック」をはじめ、楽しいメニューが多数。価格がきわめてリーズナブルに設定されているのも魅力です。