カフェ/カフェごはんを作る

ブラジル流の焼きプリン

砂糖のかわりにコンデンスミルクを使ってコクのある優しい甘さ。西荻窪のカフェ、copo do dia(コッポ・ド・ヂーア)に教わったブラジル流のレシピです。

川口 葉子

川口 葉子

カフェ ガイド

ライター、喫茶写真家。著書に『東京カフェ散歩 観光と日常』『京都カフェ散歩 喫茶都市をめぐる』(祥伝社)、『街角にパンとコーヒー』『東京の喫茶店 琥珀色のしずく77滴』(実業之日本社)他多数。雑誌、Web等でカフェやコーヒー特集の監修、記事執筆多数。Webサイト『東京カフェマニア』主宰。

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「焼きプリン」とは、蒸して作る一般的なプリンと区別して、オーブンで蒸し焼きにするプリンのことをさします。とろけるような柔らかさを競う蒸しプリンに対して、焼きプリンはしっかりした食感と、カラメルの香ばしいほろ苦さが魅力。

ブラジル流の焼きプリンは、砂糖のかわりにコンデンスミルクを用いて、こっくりした仕上がりです。でも、くどさは全く感じられず、ほんのりまろやかな甘さ。どこか懐かしい味わいです。

作り方は材料をざっくり混ぜて容器に入れ、オーブンで蒸し焼きにするだけとシンプルで豪快。大きなホールでどんと作って、食べるときに切り分けてお楽しみください。アットホームなおもてなしのテーブルにもぴったりの優しいおいしさです。

蒸し焼きのポイントは天板の2枚づかい

「失敗なしに焼き上げるコツは、天板を2枚使うこと」
このレシピを教えてくれた伊藤知子さんが、そうアドバイスしてくれました。1枚の天板には水をはり、もう1枚の天板にはプリン型をのせ、それぞれオーブンの違う段に入れて焼きます。
水をはった天板の上にプリン型をのせると、表面だけ焼き色がついて中はなま焼けになってしまいます。

教えてくれた人…伊藤知子さん(コッポ・ド・ヂーア)

亡くなったお母さまが若い頃にブラジルで生活していたことからブラジルに興味を抱き、カフェのメニューにもブラジルのスイーツやお料理を取り入れています。
現地そのままのレシピは私たちの舌には少し濃厚すぎるので、試行錯誤して自分たちが最もおいしいと感じられるレシピに。

▼材料と作り方はこちら。

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