お店の本領を満喫できるディナー
「おいしいフレンチやイタリアンが食べたいのだけれど、今夜は白いリネンとたくさんのワイングラスが整然と並んでいるテーブルにはつきたくない」 ……そんな夜に、norskはぴたりとはまるでしょう。のびのびとくつろぎながら充実した時間を過ごすことができます。9月の夕方に2人で訪れていただいたのは、期間限定のお得な4800円のコース。最初にテラスで食前酒をいただき、それから地階に移動して、手頃な赤のボトルワインとともにお食事をいただきました。コース内容は以下の通り。
○本日のスープ:
スプーンの上に具を別添えにしてあり、最初はなにも加えずスープを一口、それから具を入れて一口と、2種類の味わいが楽しめます。
○本日のカルパッチョ:
上品なイトヨリ鯛にバジルソース。
○セルバチコとグアンチャーレ サラダ仕立て(写真上右):
グアンチャーレはイタリア料理でお目にかかる、豚のほほ肉を塩漬けにしたもの。塩豚の濃厚でコクのある風味を、個人的に大好きな白桃と合わせてあってパーフェクトなおいしさでした。
○魚介類をふんだん使ったプッタネスカ 自家製手打ち麺で(写真左):
魚介の旨味をたっぷり含んだトマトソースのパスタは、いつ食べても幸福な気持ちになります。
○イベリコ豚を使った日替わり料理(写真下):
この日はイベリコ豚のタンをデミグラスソースで煮込んだもの、そしてイベリコ豚のチョリソーをローズマリーとともにグリルしたもの。満願寺唐辛子を添えて。タン系統が好きな夫が大喜びしていました。
○デザート:口どけやわらかなトリュフチョコレート、中からクリームが溶けだすびっくりストロベリー、そして何種類もの果実を繊細な大人の味に仕上げたスープ・ド・フリュイ(洋風のフルーツパンチ)。
アラカルトの中で、リピーターの方々に特に人気が高いのは「銀ダラの西京焼きとナスのグラタン 海老ワンタン添え」(1700円)や、「フランス産 骨付き鴨もも肉のコンフィ ポトフ仕立て」(1900円)。メニューはほぼ毎月、旬の素材を取り入れてマイナーチェンジがおこなわれていますが、上記2皿はお客さまから「どうかこのメニューはやめないで!」とリクエストされているのだそう。