麻布珈房のコーヒー豆を使って
カフェのメニューはドリンクとスイーツのみで、フードはありません。コーヒーは近くの自家焙煎珈琲店「麻布珈房」のコーヒー豆を使って、注文ごとに豆を挽き、1杯ずつペーパードリップしています。週替わりのケーキは女性スタッフによる手作り。新鮮で可能なかぎりオーガニックな材料を選び、素朴な焼き菓子を焼き上げています。この週は、いちじくのシフォンケーキが登場していました。
女性スタッフにおいしい焼き菓子作りのコツをたずねると、「リズムとスピードが大切だと思います」と、素敵な答えが返ってきました。
このカフェでは会話が基本
high-kyoを訪れるお客さまの中心層は30代~60代と幅広いのですが、不思議なことに、どこかお店の雰囲気と通じ合う人々ばかりが入ってくるそう。本を持参して読みふけるというスタイルは、ここでは少数派。ひとりで訪れてもオーナーやスタッフと会話を楽しんでいくお客さまが多いのです。カフェのお客さまには必ずひとこと話しかけます、と千村さん。
「そこで話が続かなければ、『ごゆっくりどうぞ』と言って引き下がりますが(笑)」
何気ない会話から人と人とのつながりが生まれたり、考えるヒントを得られたりするのもカフェの醍醐味のひとつ。気さくな千村さんからのひとことは、「どうぞ、カフェをあそんでください」