赤い「読書椅子」に腰をおろして
洗練されたインテリアデザインは、リゾナーレのチャペルも手がけたKlein Dytham architecture(クラインダイサムアーキテクツ)によるもの。このチャペルはヨーロッパ建築デザイン界で最も栄誉あるD&AD(デザイン&アートディレクション)賞(英国)を受賞しています。
ブックス&カフェは木のあたたかみを感じる内装。書架の棚幅のリズミカルな変化は、そのまま床板にも繰り返されています。
ふっと目をひかれたのはアーム部分が小さなテーブルになった赤い椅子。コーヒーカップや本をおくのにぴったりなのです。「読書椅子」と呼びたくなるこの椅子は、スウェーデンのOFFECT社のイージーチェア「SOLITAIRE」でした。
子どものためのコーナーも充実
入って右手には絵本や、雑貨ごころをくすぐる北欧の小物たち(写真上)、カレル・チャペックの布製ブックカバー、ポストカード、CDなどが並んでいます。子ども用の低い椅子と丸テーブルには、画用紙と色鉛筆が用意されていました。
「どうぞ、のんびりした休日を過ごしにいらしてくださいね」(石垣さん・写真上)