カフェ/三軒茶屋・駒沢・下北沢・荻窪のカフェ

日本茶喫茶・つきまさ…下北沢(3ページ目)

下北沢の老舗。昨年改装して広くなりましたが、落ち着いた空気は変わりません。煎茶、抹茶、くき茶、バター茶など日本茶の豊富なバリエーションを、選べるお茶うけとともにどうぞ。

川口 葉子

川口 葉子

カフェ ガイド

ライター、喫茶写真家。著書に『東京カフェ散歩 観光と日常』『京都カフェ散歩 喫茶都市をめぐる』(祥伝社)、『街角にパンとコーヒー』『東京の喫茶店 琥珀色のしずく77滴』(実業之日本社)他多数。雑誌、Web等でカフェやコーヒー特集の監修、記事執筆多数。Webサイト『東京カフェマニア』主宰。

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急須のある風景を楽しんで

6年以上にわたってつきまさの店長をつとめてきた岩井利恵さんは、日本茶インストラクターでもあります。日本茶を淹れるには茶葉の種類によって、お湯の温度、蒸らし時間などそれぞれに最適の方法があるのですが、岩井さんはお客さまになるべく気軽に楽しんでいただきたいと、さりげなくお茶ごとに「二煎めの淹れかた ちょっとしたこつ」というカードを添えてお出しするにとどめています。

「カフェには小さなお子さんもお見えになりますが、おうちには急須がないからと、お子さんが急須でお茶を淹れるのを楽しみにしているんですよ。ペットボトルのお茶が日本じゅうにひろまっていますから、若いご夫婦の家庭には、急須がない場合があるのですね」

お茶の時間はゆとりの時間

岩井さんのお話は驚きでした。家族の集まる部屋が、「お茶の間」ではなくて「ペットボトルの間」に……それは決して笑い話ではなくて、すでに現実となっているようです。

「お湯を沸かして、急須でゆっくりとお茶を淹れて一服する。そんなゆとりの時間を思い出していただけたら嬉しいですね」
そうほほえむ岩井さんがいちばん嬉しいのは、子ども時代に母親に連れられてつきまさを訪れたお客さまが、成長して、自分の子どもを連れてお茶を飲みに通ってくることだそう。

お茶のおいしさを知ってもらおうと、店内では不定期に日本茶講座もおこなわれています。

▼つきまさのメニューとショップデータはこちら。

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