戦火をくぐりぬけた小物たちの表情
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「オランダやベルギーの青空市場には近隣諸国からも古い雑貨が集まってくるので、あまり見たことのない掘出し物に出会うことがあります」
中脇さんはそう教えてくれました。
「ヨーロッパの人々はものを大切に長く使い続ける習慣があります。アムステルダムは第二次世界大戦の戦火が激しかった土地ですが、それをくぐりぬけて使われてきた小物たちが今も現役で家庭で活躍していたりするんですよ。暗い時代でもせめてキッチンだけは明るくと、可愛らしい色や柄のものが多いそうです」
そんな中脇さんにお気に入りの雑貨を尋ねてみると…
「さりげなく生活の中に取り入れられるもの、特に陶器のカフェオレボウルやミルクボウルなどの器が好きです。小物を入れたり、お花を生けたりと、食器として使わなくてもその場を優しい空間にしてくれます。特にブランドのものではない無名の器でも可愛らしい色や柄のものがあり、マルクトカフェにもお気に入りのものを並べました。 お客様にもやさしい時間を過ごしていただきたいと、いろいろな雑貨を店内で使用しています」
メニューは四万十で採れた旬の野菜を中心に、和洋を問わず新鮮で季節感が楽しめるもの。キッズ用のプレートも用意されています。
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