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島根の自家焙煎珈琲店 サルビア珈琲(2ページ目)

島根の有名珈琲店をご紹介。オーナーは二人の息子さんを日本バリスタチャンピオンに導いた門脇美己さん。穏やかな口ぶりに一杯への情熱を秘めた門脇さんのお話をお届けします。

川口 葉子

執筆者:川口 葉子

カフェガイド

「コーヒーは生鮮食品です」
生きたコーヒーを飲んでほしい

家庭でコーヒーをおいしく淹れるコツを知らない人があまりにも多い、と日頃感じている門脇さん。お店を訪れたお客さまにはなるべくカウンターに座っていただき、ドリップする手元を見せながら、正しいコーヒー豆の選び方からドリップのしかたまで、気さくな口調で丁寧に伝えています。

「コーヒー豆は生鮮食品。賞味期限があるんです。焙煎して2週間以内の豆を、挽きたて、淹れたてで飲むのがおいしいんですよ。新鮮なコーヒー豆はお湯をかけると、泡が出てよくふくらみます」

古くなって酸化したコーヒーを、”死んだコーヒー”と門脇さんは表現します。
「コーヒーには健康にいい成分が含まれると言われますが、それはあくまでも新鮮なコーヒーの場合。新鮮な生きたコーヒーを召し上がっていただきたいですね」

目の前で新鮮なコーヒーの粉がお湯を吸い込み、まるで呼吸するようにふくらんでいくのを目撃した人は、カップに注がれたその味に納得。家庭でもどうしたらおいしいコーヒーを淹れられるのかと興味を抱き始めるのです。

「そうしてコーヒーの味を覚えたお客さまは、他店に行かれてもドリップの光景が気になるとおっしゃいます。ここにいらしても私のドリップする手元をじっとご覧になるので、こちらも決して手抜きできません。もちろん、見ていらっしゃらなくても手抜きなどしませんが(笑)」

バリスタとして活躍する二人の息子たち

息子である門脇洋之さん(CAFFE ROSSO)・ 裕二さん(CAFFE VITA)のご活躍については、「いやあ、なかなかすごいなと思いますよ(笑)」

二人のエスプレッソは、それぞれが自分の手で焙煎した豆を使うからこそ、思い通りの味が実現できるのです。焙煎を行う人間にしかわからないことがある、と門脇さん。

父・美己さんから教わった焙煎技術こそが、洋之さんと裕二さんの基礎体力。その上に本人たちの努力が幾重にも積み重ねられています。若い二人のバリスタが作るエスプレッソの美味の秘訣は、そこにありました。
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