シャンパン・スパークリングワイン/おすすめのスパークリングワイン

ドミニク・ローランのスパークリング新発売

ブルゴーニュワインのドミニク・ローランがとうとう、自らのブランドでスパークリングワイン、『クレマン・ド・ブルゴーニュ』をリリース。オエノングループの山信商事が2010年1月中旬に日本全国で発売。

執筆者:橋本 伸彦

今度はスパークリングをプロデュース


NVクレマン・ド・ブルゴーニュ (ドミニク・ローラン)
樹齢が高く凝縮した実をつけるブドウ畑から生まれた美味しいワインを見つけ、それを上手に熟成させるという、いわばワインをプロデュースする才能に恵まれた男ドミニク・ローラン。とうとう彼が自らのブランドでスパークリングワインをリリースし、これをオエノングループの山信商事が2010年1月中旬に日本全国で発売した。

例によって、彼自身がすべて手がけるのではなく他のワイン生産者と協働して彼の味わいに仕上げる。彼の理想のスパークリングを求めて探し当てたのが、たまたまローランの祖父が愛飲していたブランドだったという。

ブルゴーニュ産スパークリングワインの『AOCクレマン・ド・ブルゴーニュ』というカテゴリーなので、規定によれば瓶内二次発酵から9か月以上の瓶熟成を経たものだ。ブドウ品種はシャルドネとアリゴテで、ノンヴィンテージ(収穫年が表示されない)なので、複数のヴィンテージを合わせているものか。

フルートグラスに注ぐと泡立ちはかなり豊富で、白ブドウのワインにしては色はやや深め。グラスの中を立ち昇る泡も充分長く楽しめる。瓶内熟成期間が短めで酵母の香りが強すぎず、味わいにはしゃっきりしたミネラル感がたっぷりだ。


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