ディスプレイがスタイリッシュ
エントランスを入れば、さっそくグラスに注がれたシャンパーニュで迎えられる。ここからはすでに、人の熱気で盛り上がっている。パーティーは招く顔ぶれによっても雰囲気が変わるが、今回はワイン関係者に加えて華やかな装いのVIPも見かけた。
堅苦しいスピーチも一斉に飲み干すカンパイもなく、欧米式に軽く飲みながら適当に始めるのが心地よい。知人がいれば声をかけて挨拶でもすればいいし、面白そうな人がいればこちらから自己紹介してもいいだろう。思い出してもらいたい。パーティーは人と会うために開かれるのである。ひょんな話題から知り合いが増えるのは楽しいものだ。
こういう時に欠かせないのが、旨いワインそして気の効いたつまみである。「ワインやつまみの質は、会話の弾み方と正比例する」という傾向がありそうだ。
パーティーで欠かせないのはフィンガーフード(手でつまんで食べられる料理)だが、いまの流行はスプーンやグラスのような小さな器に盛り付けたのをぱくりと食べるやり方。これだと手が汚れないし、取り皿も不要で盛り付けも完璧に楽しめるのがいい。
そして、スマートなスタッフが次々とシャンパーニュを注ぎ足してくれる。ここかしこからフィンガーフードの銀盆が差し出されると、思わず手が伸びる。このタイミングが最高だ。立食だっていろんな料理を美味しく食べたいではないか? シャンパーニュは溢れるように、料理もたっぷりと。これぞ豪華なパーティーと言うものである。
パーティーはさらに盛り上がって……>>