熟成シャンパーニュの旨さ
ロゼ・シャンパーニュが勢ぞろい |
もともと希少で高値が付く上に、さらに長期間の熟成を経たロゼ・シャンパーニュは、ことのほか珍重される。市場でも高値を付けるため飲んでみる機会も少ないが、瓶熟成させたロゼはなかなか素晴らしい。
今回は、比較的新しいノンヴィンテージからからプレステージ・キュヴェそしてブドウ収穫から20年以上経ったものまで、ロゼ・シャンパーニュ4種類を比較試飲したお話をしよう。
「赤ワインの村」で生まれて
シリル・ブラン氏 |
シャンパーニュのロゼは、白に赤ワインを少し加えて作ることができる。彼はその赤ワインの名産地アイ村のシャンパーニュ生産者の家族出身。地元ランス大学で醸造学を学んだのちにワイン業界に入り、現在は同社でブージー村産の赤ワイン醸造とシャンパーニュのブレンド全般に携わっている。
彼のボス、最高醸造責任者のジャック・ペテルス氏はカリスマだが、ブラン氏はどちらかというと穏やかで温和な語り口。じつはヨーロッパ北部・中部・東部とアジアの各国で情報提供役を果たすほか、社内教育も担当している。
ではご一緒に、比較試飲してみよう>>