製法…今年は目立ったものが無く
懸賞…もはや懸賞は販促にならない?
各社で懸賞を競い合ったのは10年以上前ではないでしょうか。昨年の大きな懸賞というとジョージアくらいでした。毎年ジョージアの懸賞に燃える私ですが、今シーズンの当たりはあまり良くなかった気がします。ネット利用の懸賞だと、たくさん応募して確率的に一等賞を狙うことが難しくなっているということもあるのでしょう。宣伝…ボスの一人勝ちだがファイアの謎は?
期待はずれだったのがジョージア。明石家さんまさんのCMは尻切れトンボで終わりましたし、現在の片瀬那奈さんと小出恵介さんのCMも中途半端な気がします。水着になる必要性も無いと思うのですが。以前だったらグラビアアイドルが登場するところが、『大人の女性』を登場させたということは、缶コーヒーを飲む年齢層が上がっているとも考えられます。
考察…サッポロはどこへ行く?
昨年8月、ポッカと資本・業務提携を行ったことから、ポッカコーヒーやキレートレモンなどをサッポロ自販機で販売するのではと予想していたのですが、そのようなアクションはまだ起きておりません。まだコラボレーションを行うほど時間が経っていないとも言えますが。サッポロビールの販売網でポッカ製品の販売を行うことにはなるのでしょうか?
2010年の缶コーヒーを予測する
昨今のデフレ基調は当面続くところから考えますと、缶コーヒーにおいても安価品傾向は続くことでしょう。ジョージアが安価バージョンを出したところから考えますと、大手メーカーも現在販売している通常品のほかに、初めから量販店や企業内自販機用として企画される商品が出てくるのではないかと予想します。また、チョココーヒーのような、デザート系でも無糖ブラックではない『第三の道』が登場すると予想します。それは何回も書いていますが、『女性向け缶コーヒー』であると考えます。伊藤園は以前から女性向けコーヒーの模索を続けておりますが、タリーズブランドや前述の『W』などで、女性に受ける缶コーヒーの『公式』ができつつあるのではないでしょうか。また今年も前向きに期待していきたいと思います。
『缶コーヒーレビュー2007』
『缶コーヒーレビュー2006』
『缶コーヒーレビュー2005』
『缶コーヒーレビュー2004』
『缶コーヒーレビュー2003』