4.流行に乗れなかった
しかし、フルーティアはシャッセの流行の終わりごろに発売され、また、果汁含有率も100%ではなかったため、中途半端な結果に終わりました。なお、フルーティアはその後、果実パルプ入り飲料『フルーティア実ごろ飲みごろ』として数年間販売されました。
5.アタックチャンスに失敗(笑)
コカ・コーラはときどき大物タレントがCMに登場されますが、1990年代以降、その製品が大ヒットして定番商品になったことはいまだかつて無いと思います。『タブクリア』の俵孝太郎さん、『ベジータベータ』の広岡達朗さん、『パワーエード』の矢沢永吉さんなどなど。児玉さんに言わせれば「残念!」なんでしょうね。
6.他社ブランド導入のため
コカ・コーラは1980年代末期に写真にある『サンティバ ジンジャーエール』を販売しましたが、当時すでに普及していたカナダドライに勝つことができず、結果としてカナダドライの日本国内での販売権を取得することとなりました。このように、アメリカ本国の販売者と海外の販売者が異なっている例としては、ドクターペッパー(日本ではカナダドライと同じく、コカ・コーラが販売)、セブンアップ(海外での販売権をペプシコーラが持っている)、ネスカフェ(アメリカではコカ・コーラが販売している)などがあります。
7.テスト販売で終わった
コカ・コーラがコーラの新製品を出しても、自社のコーラを喰ってしまうというジレンマに陥ることは過去に多々ありました。