2005年の缶コーヒーはどうなる?

2004年後半の傾向からしますと、2005年の缶コーヒーは、よりミルク感が強いもの、甘いものが多くなるのではないかと思います。今年ジョージアは発売30周年を迎えましたが、いっしょに30周年を迎えたのが『ジョージア・マックスコーヒー』でありました。30周年記念ということで190g缶が発売されましたが、これは『ジョージアエリアブレンド・北関東』(千葉は南関東か?)への布石ではないでしょうか。
もう一つが惜しまれながら消滅してしまったカネボウの『ベルミーコーヒー』。『ジョージア・トライアングル』にも書きましたが、コカ・コーラとカネボウの関係から考えますと『ベルミーコーヒー』が『ジョージア・ベルミーコーヒー』として復活するのではないかと期待しております。暮れに発売された『復刻版ジョージアコーヒー飲料』は、その様子見のために販売された気がしてなりません。なお、ジョージアベルミーコーヒーの写真は合成です。決してこれを売っているわけではありませんので。

そして、『韓流ブーム』ではありませんが、『韓流缶コーヒー』の存在も無視できないと思います。兵庫県のグローバルフーズが輸入している『Let's Be』は韓国のロッテ七星飲料(韓国ロッテグループ)が製造したものです。10年ほど前に韓国産缶コーヒーを飲んだことがありますが、日本で缶コーヒーが出始めた頃のようなひどい味でした。それが日本でも普通に販売できるレベルにまで向上したのですから、国産缶コーヒーと肩を並べるのも時間の問題でしょう。
また、ロッテといえば日本ではCMにペ・ヨンジュンさんとチェ・ジゥさんが出演していますので、Let's Beの『ヨン様缶』も考えてみました。しかし、缶コーヒーの購買層とヨン様のファン層は同じとはいえませんので、発売されることはロッテが遊び心を発揮しない限りあり得ないと思います。(でも期待してしまいます)

缶コーヒーバブル発生の原因と今後の展望

先日話をしたライターの方曰く、「ソフトドリンクで家庭に入り込んだのはカルピスくらいではないのか」とのこと。これは大げさとしても、缶コーヒーは家庭に入り込んでいないのは確かです。『家族団らんで缶コーヒーを味わう』というシチュエーションはあり得ませんし、あってほしくありません。
つまり、缶コーヒーという飲み物は家庭とは関係無いところ、つまり職場や学校などで飲まれていることが多いと考えます。職場中心の文化というと、まさにバブルの頃。缶コーヒーの宣伝アプローチはまさにバブル期の企業へのモノの売り込み方と同じく『目新しければよい、おまけが付いていればよい、安ければよい、そしてたくさん買わせろ』ではないでしょうか。確かにポッカコーヒーができたのは「社長が社用車で高速道路を移動中に、運転手がコーヒーを所望してサービスエリアでしこたま待たされた」のが理由だそうなので、仕事と缶コーヒーというのは密接な関係にあるのだと思いますが。
しかし、景気に波があるように、人の心は移ろいやすいものです。現在のような売り込み方では、缶コーヒーバブルがはじけるのも時間の問題だと思います。総論で書きましたが、『新製品が出ても店に並ばない品がある』というのは異常な状態だと思います。きっと近いうちに定番商品以外は淘汰されてしまうことでしょう。
しかし、『一つの終わりは新しいことの始まり』であります。バブルが崩壊してインターネットが普及し、企業中心の社会から個人も権利を主張できる社会になったように、缶コーヒーも『コーヒーらしさ』だけを追求するのではではなく、『万人がたのしめる』ようになるのではないでしょうか。となると、ジョージアが行った全方向的商品展開は、一歩先を走っていたのかもしれません。
『期待は失望の母』(大瀧詠一)という言葉もありますが、バブルが崩壊したとしても、今後の缶コーヒーには充分期待ができるものと確信しております。また2005年の缶コーヒー、楽しみにしたいと思います。


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