250g缶コーヒーはコーヒー牛乳から
今でこそ缶コーヒーの容器は190gのいわゆる『ショート缶』や『ボトル缶』が主流ですが、かつて缶コーヒーといいますと、UCCコーヒーオリジナルに代表される250gの細長い缶、いわゆる『ロング缶』でした。UCCコーヒーは牛乳屋さんの瓶入りコーヒー牛乳を念頭において開発されたため、内容量がほぼ同じロング缶が採用されたのではないかと思います。ところで、日本において、子どもが初めて『コーヒー』と名前のつくものを口にするのは『コーヒー牛乳』ではないでしょうか。私も小さい頃、コーヒーは苦手でしたが、牛乳については普通の白牛乳よりもコーヒー牛乳の方が好きでした(もっと好きなのはフルーツ牛乳ですが)。この幼児体験が昨年暮れに執筆した記事『缶コーヒーレビュー2004』にて、250gロング缶の缶コーヒーの復活を希望される方が多数いらっしゃった理由なのでしょう。
そこで今回は、懐かしのロング缶コーヒーについて何点か紹介いたします。
ロング缶の缶コーヒーといえばUCC
アメリカンコーヒーは1995年に知人が青森のスーパーで購入したものですが、その当時でなんと8年モノのビンテージ物でありました。実際飲んでみたのですが、保管が良かったせいか、まったく変質していなかったのには驚きました。
あと、以前UCCの工場に出入りされていたプログラマの方から伺った話ですが、『UCCの工場では水道の蛇口の隣にコーヒーの蛇口があってコーヒー飲み放題だった』というウソを話すと、誰もが本気にしたそうです。私も引っかかりました。