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ローカロリーコーラの決定版になり得るか? 世界先行発売!コカ・コーラC2(2ページ目)

2004年6月7日、次世代のコカ・コーラ『コカ・コーラ C2』が世界に先駆けて日本で先行発売されました。『C2』は19kcal/100mlという低カロリーですが、過去の低カロリーコーラ製品を回顧し、『C2』の意義を考えます。

久須美 雅士

執筆者:久須美 雅士

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そこで、砂糖・果糖ぶどう糖液糖に高甘味度甘味料(スクラロース、アセスルファムK、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)を加え甘味料としたのが、『コカ・コーラ C2』です。

これはコカ・コーラからいただいたサンプルではありません。6月4日に新潟市内でフツーに自販機から買ったものです。つまり新潟では『日本に先がけて先行発売』だったんですね。

今回は大々的にサンプリングや消費者キャンペーンをするようで、マクドナルドでもビッグマックのバリューセットを注文すると160ml入り試飲缶がもらえるというキャンペーンをやっていました。下の写真はそのときに入手したものです。

さて、肝心の味ですが、お世辞抜きに「以前のコカ・コーラ ライトよりもおいしい」と思いました。やはり甘味を充分調整したからでしょう。今までは強烈な甘さで、それが人工甘味料の甘さだったので、余計違和感を感じたのですが、『C2』の甘さはコカ・コーラにしては意外に控えめです。しかしながら充分な甘さです。

今回どうして『C2』が日本で先行発売されたのか、それはやはり『味』にあるのだと思います。ダイエットについてはアメリカ人も日本人も行っていますが、味のせいもあって低カロリーコーラが売れない。それだったら日本で様子を見てから世界に展開しようということなのではないでしょうか。アメリカ人の味覚に合わせるとアメリカでしか通用しませんが(『ユーフー』なんてアメリカ人以外は絶対飲まないでしょう)、日本人の味覚に合うものであれば、他の国でもイケると考えたのでしょう。

さて、この『コカ・コーラ C2』、日本では久々のヒットになることでしょう。しかし、『C2』のライバルは『コカ・コーラ』なのではないかと思います。相乗効果でシェアを伸ばすのか、それともコカ・コーラのシェアが食われるか。それも興味の一つです。
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