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缶入り紅茶の有名ブランド定番商品はなぜできない? フォーションの缶紅茶(2ページ目)

アサヒ飲料からフォーションの缶紅茶が発売されました。紅茶といえば有名なブランドがいくつかありますが、どうして定番となる缶紅茶が無いのでしょうか。過去の商品から原因を探ります。

久須美 雅士

執筆者:久須美 雅士

コンビニグルメガイド

●リプトン

リプトンは日本国内で一番有名な紅茶のブランドだと思います。1980年代より缶入り紅茶も販売されていました。当初は三国フーズ(三国コカ・コーラの子会社)が販売していましたが、それと並行してペプシ、森永乳業からも販売されていました。最近ではサントリーが販売しているのですが、商品ラインナップがちょくちょく変わります。


左より三国フーズ、ペプシコーラ、森永乳業、サントリー


●日東紅茶

日東紅茶といえば三井農林の紅茶ブランドですが、一時期缶入り紅茶も販売していました。三国コカ・コーラは三井物産が親会社なので、リプトンではなくて三井グループの日東紅茶を販売すればいいのに、どうしてリプトンだったのでしょうか。



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どうして缶入り紅茶飲料が缶コーヒーのように長続きしないのか、それは『飲まれ方』にあるのではないかと思います。缶コーヒーは朝昼晩と仕事の合間、休憩時間と飲む機会がたくさんありますが、缶紅茶は10時3時のティータイムかランチの時くらいしか飲む機会がありません。缶コーヒーみたいにガブガブ飲むものではないわけです。気合を入れるのに紅茶を飲むこともありません。ゆえに販売量が少なくなり、人目に露出することが少なくなってしまうため、余計売れなくなってしまうのではないかと考えます。

今回紹介したフォーションの缶紅茶、過去の例からすると長続きしないのではと思ってしまいますが、フレンチミルクティーはティーオレとは違い、軽めゆえのおいしさがありますので、ずっと継続して販売してほしいと思います。




アサヒ飲料(フォーション紹介ページ)
ブルックボンド缶紅茶(from The Archive of Softdrinks)
リプトン缶紅茶(from The Archive of Softdrinks)
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